来る6月25日、マクセルから2X対応のBD-R、BD-REメディアが追加リリースされる。これはどちらも内径24ミリまでプリントできるワイドタイプのインクジェットプリンター対応のメディア。レーベル面の外径から内径まで均一な白さであるため「ひろびろ超美白レーベル」という商品名称だ。無機メディアのインクジェットプリンター対応品は従来、4Xにのみラインアップされ、2倍速BDのインクジェットプリンター対応品はマクセルとしては初となる。
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BD-R(5枚パック)「BDR25VWP.S1P5S」 |
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BD-R(10枚パック)「BDR25VWP.S1P10S」 |
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BD-RE(1枚)
「BDRE25VWP.1P」 |
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BD-RE(5枚パック)「BDRE25VWP.S1P5S」 |
※編集部注:価格はいずれもオープンだが、BD-R 5枚パックの「BDR25VWP.S1P5S」は4,000円前後、BD-RE
5枚パックの「BDRE25VWP.S1P5S」は6,300円前後での販売が予想される。
現在、BDメディアの売れ筋は前述のようにまだ2Xメディアになっている。「DVD-Rではインクジェットプリンター対応品の構成比が約9割であり、現在のBD-Rではこれが5〜6割で、今後、より構成比が拡大していくことが予想される」とのことで、2X+インクジェットプリンター対応という仕様は、最大のボリュームゾーンをターゲットとした商品ということになる。
2Xメディアは4Xよりもリーズナブルな価格なので、大量にアーカイブしたい場合には特にお薦めだ。この大量のバックアップを意識し、今回の新製品では5枚パックに加え、10枚パックも発売される。10枚パックでは1枚あたりの単価が下がり、よりお買い得になる。また、複数枚パックの製品では5ミリ厚のケースが採用され、従来の10ミリ厚よりも省スペース化されている。
ちなみに同社によれば、「DVDではインクジェットプリンター対応メディアの4割は印刷、4〜5割は手書きで使われている(web調査:複数回答ありの設問の結果)。そのため、手書きの書きやすさも意識して、レーベル面を仕上げている」とのこと。これはケースに付属しているインデックスカードも同様であり、きれいに書きやすい「書き楽インデックス」と呼ばれるインデックスを付属させている。
使いやすさにおいてもさまざまな配慮がなされているわけだが、前述のように8cmBDで培った技術のフィードバックを含め、長年培ってきた基礎技術を余すところなく投入することで、高い信頼性を持つメディアとなっている。このように高い信頼性と使いやすさへの配慮が、マクセルのBDメディアの特徴と言える。 |