公開日 2017/02/24 11:00

PSゲームがどこでも遊べる「PS Now」がPCでも利用可能に! ひと足先に体験してきた

2017年春ローンチ予定
編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが提供するゲーム・ストリーミングサービス「PlayStation Now」(PS Now)。このサービスがWindows PCでも利用できるようになる。

PS Now

2016年夏には海外でサービスインしていたが、いよいよ日本でも開始される形。2017年春予定のローンチ前に、PC環境でPS Nowをプレイできたので、その感触をレポートしたい。

そもそもPS Nowとは、クラウド技術を活用したPlayStationのストリーミングゲームサービスのこと。クラウド上のPlayStation3(PS3)タイトルをストリーミングで配信し、PlayStation4(PS4)など対応デバイスで遊べるというものだ。現在180タイトル以上が用意されている。

デバイスからの操作情報に対して映像をストリーミング配信する仕組み

PS NowをPCで利用するためには、公式サイトから「PlayStationNow for PC アプリ」をダウンロードし、PCにインストールして、サービスに加入する。もともとPS Nowを利用していればサービス加入の必要はない。

あとはDUALSHOCK4 ワイヤレスコントローラー(USBケーブル接続またはDUALSHOCK4 USBワイヤレスアダプター接続)、もしくはDUALSHOCK3 ワイヤレスコントローラー(USBケーブル接続)があればプレイできる。ちなみにストリーミングサービスなのでインターネットに接続するのは必須だが、5Mbps以上の回線であれば問題ない。

「DUALSHOCK 4 USBワイヤレスアダプター」を用いれば、DUALSHOCK 4をPCとワイヤレス接続できる。コントローラーは別売りで価格は2,980円(税抜)

なおPlayStation VitaやPS Vita TV、ブラビアやソニー製BDプレーヤーでのPS Nowサービスは2017年8月15日に終了となる。これからはPS4、そしてPCでサービスを利用していくことになるので、PCにおけるPS Nowの使用感は気になるところだ。

まずアプリを起動すると、メニュー画面が開く。PS Nowでプレイできるタイトルがズラリと並ぶので、遊びたいゲームを選ぶのはこれまでと同様。PCならではのポイントとしては、画面右上のアイコンからマウス操作かコントローラー操作かを選択できること、さらにブラウザのサイズを調整できることが挙げられる。

RPGやアクションなど様々なタイトルが勢揃い※画像は開発中のものです

実際に格闘ゲーム『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』をプレイしてみた。ライトゲーマーの筆者としては、正直操作上の遅延は感じず、ストレスなくプレイできた。またPS向けコントローラーを用いてプレイするため、ボタン配置なども一切変わらないので、PCでプレイしているということをまったく意識させない。

DEAD OR ALIVE 5 Last Roundをプレイ。想像以上にサクサク動く※画像は開発中のものです

また上記の通りブラウザのサイズを調整できるため、ほかにブラウザのウインドウを開いておいて、ゲームしながら攻略情報をチェックする、といったことも可能だ。

インターネットで攻略情報を検索しながらゲーム、という現代っ子なプレイも簡単※画像は開発中のものです

またPCアプリであることの利点として、プレイ環境が大きく広がることも特筆したい。例えばゲーム機を持たない友人宅に遊びに行ったとき、そこにPCさえあれば良い。アプリをインストールすれば自分のアカウントでログインできるので、一緒にゲームをプレイできる(コントローラーは必要だが)。

そこで遊んだデータは、家に帰った後で引き継いでプレイできる。つまり、ノートPCにインストールしてちょっとした長時間移動時にもPS Now、出張先でもPS Now、四六時中PS Nowできる。大人になってゲームをする時間が減った、という方には特に有用なサービスではないだろうか。

PCで推奨されるスペックは「Windows 7 SP1、8.1 または10」「300 MB以上の空き容量」「2GB以上のRAM」「プロセッサー:3.5 GHz Intel Core i3または3.8 GHz AMD A10以上」「サウンドカード、USBポート」と、決してハードルは高くない。

動作に影響を与えるとすればネットワーク回線の方がウエイトが高いし、グラフィックについてもディスプレイの描写性能は関係してくるが、PC自体の性能はそれほど問われない。つまりゲーミングPCのようなハイスペックモデルは必要ない。これもクラウドサービスの恩恵だ。

グラフィックは「普通にPS3のソフトをプレイしている」くらいのキレイさ※画像は開発中のものです

また、PC版では「レンタルサービス」が利用できず「定額制サービス」のみとなるが、いまは7日間の無料体験が実施されている。気軽かつ快適にゲームがプレイできるので、一度試してみる価値はあるだろう。

(C)2017 Sony Interactive Entertainment Inc. All rights reserved.
Design and specifications are subject to change without notice.

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX