公開日 2014/06/16 11:56

普段づかいに最適なイヤホン“Fidelio”「S1」の魅力を編集部員3名が語る

ハイレゾへの対応度、得意なジャンル、使い勝手を語り尽くす
ファイル・ウェブ編集部
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PHILIPSのプレミアムヘッドホンシリーズ“Fidelio”のスタンダード・イヤホン「S1」(公式サイト)は、なぜ“ふだん使い”に最適なのか。仕事柄、日常的に様々なイヤホンを試聴する機会が多いファイル・ウェブの編集部員の風間、小澤貴、小澤麻の3人が、改めて「S1」を試聴。「S1」の魅力はどういった点にあるのか、改めて語り合った。

Fidelio「S1」

■Fidelio“S1”が普段づかいに最適な理由を編集部が語り合う

小澤貴:Fidelio「S1」は実勢価格が9,800円と、当サイトに掲載されているイヤホンの中では「エントリー」の部類に入るイヤホンです。先日掲載した山本敦さんの記事にもあったように、“ふだん使い”というシーンで活きる、とても魅力的なモデルですよね。

風間:実売が9,800円か。ルックスとか質感からすると、もっと高級なイヤホンという感じがするよね。

風間雄介。ファイル・ウェブの編集長を務める3児の父。好きな音楽のジャンルはソフトロックと女性ボーカルもの

小澤貴信。ロックやポップスの名盤のハイレゾ音源で最近よく買っている。好きなアーティストはルー・リードやザ・スミス。

小澤麻:ハウジングはアルミ製なんですね。細かくヘアラインが入っていて質感が良いですよね。確かに、もっと高そうに見えます。

小澤貴:やっぱりそうかあ。自分も最初、価格を聞いたときにビックリして。

小澤麻:実際に使ってみてすごくいいと思ったのは、付け心地が良いこと。あまり耳に深く刺さりすぎず、ピタッとフィットする感じがいいですよね。Fidelioはデザインに人間工学的な要素も取り入れていると聞いてますけど、そのあたりが効いているのかな。

小澤麻実。アマチュアのオーケストラでファゴットを演奏している。よく聴くジャンルはクラシック。

小澤貴:付けたときの軽さは特に感じますよね。上位モデルの「S2」と比べても軽さを実感できます。「S2」が23gで、「S1」は19g。この差はけっこう大きいですね。

小澤麻:でも、軽いといっても外れやすいということもないです。

風間:ハウジングは実際、めちゃめちゃ軽いね〜。そのうえで質感が高いのは好感がもてる。ハウジングはけっして小さくないし、金属の質感もいいから、一見重そうに見えるのだけど、実際付けてみると全然そんなことはなくて長時間使うことを考えると、質量は重要な要素です。まさにふだんづかい的だな、この軽さは。

小澤麻:実際に通勤でも使ってみて、もう一つ感じたのは、タッチノイズの少なさですね。装着したまま歩いても、不快なタッチノイズをあまり感じませんでした。

「S1」のハウジングの質感の高さには、3人共に驚いていた

風間:フラットケーブルが効いてるよね。そういえば、S1はケーブルの裏表が赤と黒で、色が違うよね。だから、歩いてるときにケーブルが動くと表情が変わる。ファッションアイテムとしても気が利いてるよね。

小澤麻:リモコンマイク付きというのも便利です。オーディオ的にはリモコンマイク付きを敬遠する方もいますが、ふだん使いを考えたら、マイク付きリモコンはマストですよね。

小澤貴:自分はこのデザインは好きです。主張せずに、でもデザインに個性があるのがいいかなと。やっぱりメッシュの部分のインパクトが大きいと思いますね。スピーカーっぽいというか。“音”のイメージを喚起しますよ。

風間:目立つけど、変な自己主張がないのがいいよ。そういえば、「S2」は2色展開だけど、「S1」は現時点で1色なんだね。カラーバリエーションが欲しくなる。

小澤麻:あと、この値段でパッケージもしっかりしているのが好感が持てます。

次ページセミオープンならではの音質の魅力

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