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公開日 2013/11/01 11:00

エプソン「EH-TW7200」の明るい3Dで映画『ジャンパー』を体験

【特別企画】話題の映画を“ドリーミオ”で観る
折原一也
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エプソンのプロジェクター「EH-TW7200」は、同社のプロジェクターラインナップのなかでも戦略モデルとも呼ぶべき高画質モデルだ。最上位モデルの「EH-TW8200」と同じ1920×1080の0.74型ワイドポリシリコンTFT液晶パネルを搭載。明るさは2000ルーメンと明るいパネルを採用しており、リビングでも快適に視聴できる輝度を確保。特にこの明るさのスペックが求められるシチュエーションは3D BDの鑑賞だろう。そこで今回、20世紀フォックスから11月22日に発売される『ジャンパー 3D・2Dブルーレイセット<2枚組>』を視聴してみた。

EH-TW7200


2008年に公開された『ジャンパー』は、『ボーン・アイデンティティ』のダグ・リーマンが監督を手がけるSFアクション作品。15歳のある日、突然世界中のどこにでも瞬間移動が可能な“ジャンパー”の能力に目覚めて自由を謳歌していた主人公だが、やがて”ジャンパー”を危険視して抹殺しようとする組織”パラディン”によって命を狙われるようになる……というストーリーだ。

ジャンパー 3D・2Dブルーレイセット<2枚組>11月22日発売 \4,935(税込) 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント (C)2013 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

『ジャンパー』を3Dで視聴したのは今回が初めてだったが、『ジャンパー』は、映画の全編を通じて3D効果を利用した演出が巧みな作品である、ということをまず述べておきたい。

例えば、主人公のデビッドが瞬間移動のジャンプを使いこなすようになり、銀行の金庫に盗みに入るシークエンス。姿が消えて気付けば金庫のなかにいるというアクションを、3Dで滑らかな動きで再現してくれる。「EH-TW7200」は8倍速(480Hz)のパネル採用による「Bright 3D Drive」を利用したことで、ドラマシーンでも輝度が十分確保されており、「3Dシネマ」の設定では丁寧な映画らしい色調を作り出す。フィルムグレインを乗せた映像の先鋭感も十分確保されており、直後にあるニューヨークのデビットが拠点とする自室のシーン、そしてジャンプで飛んだロンドンのバーと明るさを抑えたシーンの再現性も十分シネマクオリティを確保している。

ちなみに、『ジャンパー』の3D演出はジャンプのシーンはもちろん通常のドラマパートの遠近感にも上手く用いられているため、派手なアクション映像の演出を求めていない方も、作品の世界に入り込むという意味で是非とも3Dによる鑑賞をオススメしたい。

世界中を飛び回るストーリーということもあり、3Dでダイナミックに再現される各国の有名観光地の景色も本作の見所となるポイントだ。例えば、チャプター5の後半に訪れるフィジーのビッグウェーブによるサーフィンは、3Dによるダイナミックな立体感に圧倒される。エジプトのスフィンクスの上にジャンプした空撮シーンも、文字通りそびえ立つような立体感を3Dを活かして再現される。



物語が大きく進展するのはチャプター8。高校時代の同級生ミリーと再会し、二人でローマのコロッセオに忍び込んだ時に初めて“パラディン”と遭遇する。本来なら立ち入り禁止のコロッセオの舞台部分で繰り広げられるアクションバトルは、スピーディーなカメラワーク、石の柱に囲まれたシチュエーションとジャンプのスピード感が遺憾なく発揮されるポイント。「EH-TW7200」で視聴した映像の没入感も圧倒的で、アクション映画として魅せる。



ジャンパーを狩る彼らに追われながら、謎の青年“グリフィン”と共に活動を始めるチャプター18も見所のポイント。渋谷、銀座、お台場を3D映像で駆け抜ける深夜ドライブのカッコ良さもさることながら、ジャンプの映像のスピード感も相俟って「EH-TW7200」でスクリーンに吸い込まれるような体験をさせてくれる筈だ。


今回は「EH-TW7200」を使って、完全な暗室の他に明るい部屋でも挑戦してみたが、「3Dダイナミック」の設定にセットすれば部屋の照明を完全に点灯した状態でも3D映画の世界に入り込むことができた。リビングで家族と観るときに完全に真っ暗にはできない……と悩んでいた方、3D映画は明るさが不安……と悩んでいたユーザーにも、エプソンの「EH-TW7200」を安心してオススメしたい。

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