長瀬智也、最後の映画主演作! 巨大企業のリコール隠しに立ち向かう、池井戸潤原作の社会派ドラマ
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2018年公開の『空飛ぶタイヤ』をご紹介します!
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『空飛ぶタイヤ』
(配信:Netflix / Amazon Prime Video / U-NEXT)
発売元:松竹、キノフィルムズ(木下グループ)/販売元:松竹
(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
※2026年10月時点の情報
TVドラマ化もされた池井戸潤原作の同名ベストセラー小説を、長瀬智也主演、『超高速!参勤交代』シリーズや『居眠り磐音』『負けへんで』などで知られる本木克英監督のメガホンで映画化。
ある日、トレーラーの脱輪事故によって1人の主婦が亡くなった。整備不良を疑われた運送会社の社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、事故の原因はトラックの欠陥によるものだと考え再調査を依頼する。しかし、大手自動車会社の沢田悠太(ディーン・フジオカ)は聞く耳を持たず、まともに取り合ってくれない。風評被害なども重なり倒産寸前にまで追い込まれていく中、独自に調査を始める赤松であったが…。
“事件”か“事故”か、目にするあなたはことの真相を把握した上で物語を追っていくことになるため、自ずと赤松らを応援することができるはず。
しかし、必ずしも正義が勝ち、悪が裁かれるわけではないのがこの世の中。事実を知っていながらも隠蔽する者、買収される者、沈黙する者、抗う者など、置かれている立場や状況によって向き合い方は人それぞれ。
目先の損得に囚われ己が信念を曲げるのか否か。そこに万人共通の明確な正解は存在しないと思うのだが、登場人物一人ひとりの選択を目の当たりにしていく中で、自分だったらどうするのだろうと考えずにはいられない。
大企業のリコール隠しという題材ながらも、誰しもが人生において直面し得る選択や葛藤を真摯に描いた力作です。
(C)2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |

