理不尽な現実に反撃せよ! 松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮ほか主演級キャストで贈るファミリーコメディ
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2023年公開の『愛にイナズマ』をご紹介します!
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『愛にイナズマ』
(配信:Netflix / U-NEXT)
発売元/販売元:ハピネット・メディアマーケティング
(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
『川の底からこんにちは』『舟を編む』『開戦前夜』などで知られる石井裕也監督作。コロナ禍冷め切らぬ東京。才能を見出され、不安定な生活ながらも商業映画監督デビューを目前に控えていた26歳の折村花⼦(松岡茉優)は、ひょんなことから不思議な魅力を持つ舘正夫(窪⽥正孝)と出会う。
その矢先、自らの企画をプロデューサーと助監督に奪われ降板させられてしまう。諦め切れない花⼦は、正夫と共に作品の題材でもある自身の家族に会いに行くのだが……。
今となっては風化しつつあるコロナ禍の名残が色濃く感じられる本作。劇中序盤で示されるように、マスクをして口を覆い隠すが如く、心に仮面をつけてやり過ごした方が場が収まることがざらにある。
だが、そうして押し殺された思いはどうなってしまうのか。言わずもがな、己の心にフラストレーションとして蓄積されていく。その果てに監督を降ろされ、作品も奪われた花子。しかし、彼女は屈しない! 理不尽な現実に打ちのめされまいと正夫と家族を巻き込み、己の仮面はおろか、正夫や家族の仮面をもひっぺがし合っていく。そうして露わになる彼女たちの素顔は、時に笑え、時に胸が熱くなり、時に涙を誘う。
松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市。それぞれ主演級のキャストが織りなす強烈な家族の時間は、あなたの心を存分に満たしてくれるのと同時に、大切な人を想う時間を与えてくれることでしょう。
(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
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| ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。 |

