工事なしで住宅照明をスマート化!Philips Hueで日々のちょっとした “特別” を演出する
シグニファイジャパンは、スマート照明Philips Hueの新製品紹介&体験イベントを開催した。イベントでは、2026年に発売/実装予定の新製品やアプリ新機能がお披露目されたほか、2LDKの居住空間で新製品を含む全ラインナップが体験できるワークショップが行われた。
プレミアムブランドにふさわしい体験と安心を目指して
Philips Hueが日本に上陸して十数年、日本の住空間に合わせて、E17電球や電源コンセントに挿すだけで手軽に使えるモデルを中心に展開を継続。2026年現在、住宅全体の照明をカバーできるほどにまでラインナップを拡充した。
一方で、本拠地が所在する欧州との照明文化の違いは根強く、浸透しきれていないと感じる部分もあるという。そこで今回のイベントは、入居も可能なリノベるの表参道ショールームにて、実際に暮らしのシーンを想定したワークショップを実施し、「Philips Hueがどのようなシーンで、どのように活躍するのかを共有したい」と明かした。
業務用の技術とノウハウを活かした照明器具の品質と、豊富な機能による体験のカスタマイズ性、さらにZigbeeによる安定した接続および動作性から、Philips Hueを “スマート照明のプレミアム” と位置付け。新しく「Philips Hueで暮らしをアップデート」というコンセプトを展開し「スマート照明のリーディングブランドとして、一層暮らしに寄り添った提案を行います」と意気込みを語った。
AI機能を使った連携動作でますます用途の幅を広げる
Hueライトは共通してネットワーク機能を備えており、アプリ「Philips Hue」からワイヤレス操作ができる。調光、調色、時間指定、シーン設定など、細かにカスタマイズできるだけでなく、複数のHueライトを連携させるゾーニングにも対応。既存住宅でも電球を交換したり、照明器具を置いたりするだけで、手軽に住宅照明のスマート化が可能だ。
「トワイライト ベッドサイドライト」は今夏に発売予定の卓上スタンドライト。本体の前後にそれぞれ1つずつ、計2つの光源を搭載。いずれも0.2%までの超低調光に対応するほか、アプリから光源それぞれに対して照度をカスタムできる。
天面に2つボタンを装備しており、指定時間後に自動消灯するスリープモード機能に加えて、ラインナップで初めてリモコン機能に対応。アプリからそれぞれのボタンに対して別個の動作を割り当てでき、ワンボタンで寝室の照明の一括コントロールも可能となる。
2025年9月にアップグレードされたPhilips Hueの主要製品も登場。スマート電球「Hueフルカラー」「Hueホワイトグラデーション」の2シリーズから、75W形および100W形相当の4モデルは、従来の1%から0.2%までの超低調光が可能となった。
さらに白色光が1000 - 20000Kのフルスペクトルに対応し、より自然光に近い白色を表現できるように。なお、75W形相当のモデルは従来と比べて40%までエネルギー消費量が削減され、省エネ化も実現している。


Hueシステムのハブ「HueブリッジPro」は、前機種の「Hueブリッジ」から約10年ぶりにアップグレード。CPUにArm「Cortex-A35(4コア)」を搭載した新世代チップ「HueチップPro」を投入し、前機種と比べて5倍の処理速度と15倍のメモリ容量を実現した。
同時接続台数は「Hueライト」150個、ならびにアクセサリー50個、登録ライトシーンは500シーンまで拡大。さらに、AIを活用した新機能を実装し、今後も拡充予定としていた。
HueブリッジProの発表と同時に実装された、3つ以上のHueライトを接続するとHueライトそのものが人感センサーとして動作させることができる「空間センシング(MotionAware)」に加えて、イベントでは、2026年4月頃から順次アプリに実装予定だというAI機能が紹介された。
Hueライトの位置情報をアプリ上でマッピングし、最適な照明演出を行う「空間マッピング」、ディスプレイデバイスで再生中の映像に対してAIがシーン判別を行い、映像の色味ではなくシーン内容やテンション感に応じた照明演出を行う従来の「シンクロ機能」のアップデート、希望の照明シーンをAIと対話して作成できる「AIアシスタント」など、順次アップデート予定だという。
なお、既存のHueブリッジとの置き換えの場合、必要なのは本体の交換のみで、各種設定は引き継ぐことができる。
2LDKで「Philips Hueのある暮らし」を体験してきた
ワークショップが行われたリノベる表参道ショールームは、2LDK+2Sの間取りとなるマンションの一室。Hueライトおよびアクセサリー類はスケルトンリノベーション完了後に既存設備を活用して設置しており、工事不要の好例である。さっそく当日体験できた内容をお届けしていく。
空間センシング
まずは玄関でHueブリッジProの新機能である空間センシングを実演。これまで人の動作を起点とする明かりの自動オンオフは、別売のモーションセンサーを設置することで動作していた。
空間センシングではHueライトそのものがセンサーの役割を果たすため、アクセサリーは不要となる。複数のHueライトを連携させて無線通信上で人感エリアを生成、人が通過したり滞在したりして通信に揺らぎが生じると、それを検知して照明が点灯/消灯するという仕組み。
ワークショップでは、廊下からLDKまでに配置された計4つのHueライトを使って「帰宅して廊下を通過すると、消灯していたLDKの明かりが自動で点灯する」というシチュエーションを実演した。
どのHueライトをセンサーとして活用するか、また照明として点灯させるかは任意。まずドアを開けた瞬間、次に玄関からリビングへ通過する時、など2段階で動かしたり、ペットにはセンサーが反応しないよう感度を調節したりなど、細かな設定もカバーしている。
タイマー設定で日中と夜間の明かりを使い分け
Hueライトは全ラインナップが調光に対応。時間帯によって点灯時の明るさを変えるタイマー設定が可能なため、日中と夜間で明かりを使い分けたり、日没後のみ点灯させたりすることもできる。また調光に対応するモデルを選べば、照度に加えて色温度もカスタム可能。
キッチンは、天井に備え付けられていた電球4つを、調色に対応する「ホワイトグラデーション電球」へと交換。調理中は昼白色の明かりでクリアな視界を確保、夕食後はトーンを落とした電球色でまったりとバーカウンター風、といった明かりの使い分けを提案した。
ほか「ディマースイッチ」「ダイヤルスイッチ」といった専用スイッチを使った直感的な切り替え・調整も体験。ボタンの操作はアプリで自由に割り当てることができ、同じHueライトに対して異なるリモコンからのアクセスも可能。
ダイニングはフルカラー調色に対応する「ライトガイド電球」を、AmpouleがHueライト専用に開発を行ったというペンダント灯具「Ligh’(リフ)シリーズ」と組み合わせて設置。ライトガイド電球のガラス球は職人が1つずつ手作業で仕上げており、ラインナップの中でも特に意匠性を重視しているモデルだという。
ここではプリセットシーンの活用を実演。「朝昼の食事」はクリアな昼白色、「夕食」は温かみのある電球色で演出するなど、暮らしのシチュエーションに合わせたシーン設定がアプリにあらかじめプリセットされており、一度Hueライトの指定を行えば、二度目以降は簡単に再現できる。
タイマー設定と組み合わせてリモコンに割り当てておけば、毎回設定を変えなくても、時間帯ごとに指定したプリセットシーンをワンボタンで呼び出しできる。
オートメーション機能でオンオフを自動化
照明のオンオフを自動化するオートメーション機能も備えている。指定時間に動作するよう設定したり、アクセサリー「モーションセンサー」を使ったりすれば、手順の簡略化も可能。
主にオートメーションされていたのは寝室、レストルーム、リビングの3ヶ所。寝室では「Hueは睡眠に好相性」と説明し、快適な入眠と起床をサポートする明かりを提案した。
ここでは「寝室」としてゾーニングしたHueライトが、「毎日23時になったら15分かけて消灯する」設定になっているという(いずれも指定時間)。また、就寝が一定でない場合に向けて、「ボタンを押したら指定時間後に消灯する」設定も可能だ。
担当者は指定時間の消灯について、「特にお子さんがいらっしゃるご家庭におすすめです。自然に明かりが消えることで、自分から『もう寝る時間だよ』と気づくようになったとのお声をいただいております」と説明していた。HueブリッジもしくはProのいずれかがあれば、平日と休日でのスケジュール分けも可能となる。
一方、トワイライトベッドサイドランのリモコン機能も実演。1つは「寝室の明かりのオンオフ」、もう1つは「寝室の明かりを15分後に自動消灯」としており、スマホなしのワンボタンでオートメーションをコントロールできた。
リビングは光源を直接見せない配置になるようモデルを選択、間接光を使ってリラックスした雰囲気に。設置してあるHueライトは「リビング」としてグルーピングされており、プリセット「自然光」(24時間設定)の適用によって、24時間いつでも適した明かりを得られるという。
また、テレビやモニターなどのディスプレイデバイスを「HDMIシンクボックス8K」とHDMI接続することで、再生中のコンテンツの映像信号をHDMIシンクボックス8Kが読み取り、Hueライトをシンクロさせるエンタメ向けの機能を実演。
アプリで個々のHueライトの位置を指定するため、グラデーションを駆使して、画面を拡張したような効果を生むのだという。
メルセデスAMG F1チームのパートナーシップ契約を締結
同イベントには、アジア圏の統括マネージャーであるアディティヤ・ヴィクラム・バラドワージ氏も登壇。Philips Hueは業界をリードするスマート照明として、Zigbeeによる通信および動作の安定性、徹底したセキュリティ管理、多彩な導入方法とコントロールなどによって、住宅を包括的にカバーするとアピールした。
シグニファイは、2024年からメルセデス AMG ペトロナス F1チームとのパートナーシップ契約を締結。パートナーシップの背景には、同じく技術を追い求める姿勢があるのだという。
世界各国を転々とするメルセデスチームの滞在地にHueのスマート照明を導入して、時差による体内時計のズレを照明環境によって改善するなど、チームパフォーマンスの最大化を支援していると説明した。

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