「AirPodsがない!」落としたりなくしたりした時、慌てず確実に探し出すには?
カフェや電車でAirPodsを紛失してしまった、でも音を鳴らすのははばかられる…。そんな場面でもiPhoneの「探す」を使えば、静かに居場所を絞り込めます。
設定アプリのBluetoothで自分のAirPodsを選択し、「探す」をタップすると地図が表示され、近くにある場合は[探す]ボタンが現れます。ここでiPhoneをゆっくり動かすと距離の円が縮まり、対応モデルでは矢印と距離表示が出て、まるで金属探知機のようにイヤホンへ導いてくれます。
矢印付きの精緻な検索が使えるのは、U1チップを内蔵した AirPods Pro(第2世代/Lightning・USB-C両モデル)と AirPods 4(ANCモデル)です。ケースも含めて個別に位置を示し、階の違いまで検知してくれるため、静かな室内や人混みでも無音で確実に探し当てられます。ケースにスピーカーを搭載しているモデルの場合、音を鳴らしてよりわかりやすく探すこともできます。


一方でU1非搭載のモデルでも「探す」ネットワークには対応しており、地図上の最後の位置やおおよその距離を確認できます。
イヤホン左右を個別に表示して順番に追跡できるので、「片方だけ行方不明」という典型的な紛失シーンでも慌てずに済みます。ただし、個々のイヤホン自体にU1チップが搭載されているわけではないので、距離感はかなりアバウトになります。
もし手持ちのイヤホンが「探す」に対応していない場合は、無料の Bluetoothスキャナーアプリを併用する方法があります。ただしイヤホン自体が発する電波は微弱なため、すぐ近くにあると確信がある場合しか使えません。
見てきたように、AirPodsの場合、本命は「探す」を使う方法となりますが、確実に機能させるには、日頃からiPhoneの「“探す”ネットワーク」をオンにし、ケースの充電残量が十分なうちに補充する習慣が欠かせません。イヤホンをポケットに直接放り込まず、使い終わったら必ずケースへ戻すのも、落としたりなくしたりするのを未然に防ぐ上で役立ちます。
落とした瞬間は誰でも動揺しますが、深呼吸してiPhoneを開き、まず「探す」に頼る。この基本さえ覚えておけば、静かに、かつスマートに探しだし、回収できるでしょう。
