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【第17回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

電話の音と声だけで誘拐事件を解決する、驚異のワンシチュエーションスリラー映画!

2022/07/01 ミヤザキタケル
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サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数ゆえに、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2021年の配信作『THE GUILTY/ギルティ』をご紹介します!

『THE GUILTY/ギルティ』(2021年・アメリカ)
(配信:Netflix)

Netflix映画『THE GUILTY/ギルティ』独占配信中

2018年製作の同名デンマーク映画を、『イコライザー』シリーズなどで知られるアントワーン・フークア監督、ジェイク・ギレンホール主演でハリウッドリメイクしたスリラー作品。ある出来事が原因で現場を離れ、今はオペレーターとして働く刑事・ジョー(ジェイク・ギレンホール)。ある日彼が受けた1本の通報。それは、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。事件を解決するべく、電話から聞こえてくるかすかな音を頼りに奔走するジョーであったが…。

Netflix映画『THE GUILTY/ギルティ』独占配信中

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」という台詞が印象的な日本の警察映画があるが、本作で起きる事件は、すべて緊急通報指令室のみを舞台に繰り広げられ、現場で起きている出来事が一切映し出されない。そう、いわゆる「ワンシチュエーション」という描き方であり、それこそが本作最大の見どころになっている。

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受話器の向こう側から聞こえてくる声や音は、目にするものの想像力を大いに刺激して研ぎ澄まし、事件と並行して徐々に明かされていくジョーの過去、やがて訪れる事件の結末は、心を存分に揺り動かしてくれることだろう。一味違った緊迫感を味わいたいのなら、本作を見るべし!

※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。

ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。

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