【連載】ガジェットTIPS

NASへのファイルコピー、有線接続するべき?

海上忍
2021年01月12日
かつては有線/Ethernet(イーサネット)が主流だった家庭内LANですが、無線/Wi-Fiにシフトするユーザーが増えています。スマートフォンなどワイヤレス通信を前提とするデジタルガジェットの普及が最大の理由ですが、ワイヤレスゆえの利便性、新しい無線通信規格の登場による高速化も大きく影響しています。

しかし、大量/大容量のファイルコピーは有線LANに軍配が上がります。Wi-Fiはケーブルがないぶん取り回しに優れ、快適に利用できるものの、利用するルーターやハブが通信速度10Gbpsの10(テン)ギガビットイーサネットに対応していれば、最新規格のWi-Fi(IEEE 802.11ax)より格段に高速なデータ転送が可能になります。

QNAP「TS-451D2」

パソコンにEthernetポート(LAN端子)が用意されていれば、パソコンとNASで直接データ転送することも可能です。NASはNetwork Attached Storageという名のとおり、ネットワーク/LANに接続して使うものですが、途中にルータやハブなどの機器を挟まず、1本のEthernetケーブルでパソコンと「直結」しても利用できるのです。

直結したNASは、LAN経由で接続している場合と同様にネットワークドライブとしてパソコンに認識されます。ファイルコピーの手順など使いかたも変わりませんが、Wi-Fi経由のときと比べると通信は安定し、転送速度は有線LANのものになります。

最近はEthernetポート非搭載のパソコンが増えていますが、USB-Ethernetアダプタと呼ばれる周辺機器を用意すれば対応できます。Wi-Fiでは遅くて不安定なNASへのファイルコピー、これで快適になるはずですよ。

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