Razerはスマホゲーマーの救世主なるか?
iPhone+完全ワイヤレスで音ゲー“フルコン“できる? AirPodsを凌駕する最速モデル現る!
2019年12月28日
スマホの “音ゲー” プレーヤーに、救世主が現れた。かもしれない。
ゲーミングデバイス界の四天王が一角、Razerが完全ワイヤレスイヤホン「Hammerhead True Wireless」をリリースしたのだ。
「ゲームモード」の搭載をアピールする本機の特徴は、とにかく低遅延であること。そうそう、こういうのでいいんだよ。さすが、ゲームユーザーのことが分かっている。
我々は待っていた。スマホから飛び出るケーブルに煩わされることなく、快適に音ゲーができる時を。しかし、本当にHammerhead True Wirelessは、迷えるスマホゲーマーを救ってくれる伝説の装備なのか? 疑い深い王様がごとく、課題を与えてみる。
音ゲーでフルコンを目指すのだ。
■まずは「AirPods Pro」と比べてみる
と言いながらも、まずは完全ワイヤレスイヤホン界のスピード狂、アップル「AirPods Pro」との単純な比較を行っていく。また、記者がiPhoneユーザーなのでiPhoneでの比較とさせていただきたい。
さて、Hammerhead True Wirelessの遅延性能は、iPhoneとのBluetooth接続において60msを実現する。iPhoneの標準的なBluetoothコーデックであるSBCで約220ms、より優秀なAACで120ms。Androidデバイスで対応するaptXで約70ms。aptX Low Latencyという、名前からして低遅延なコーデックで40ms程度だ。
AirPods ProはAACでの接続に対応しているので、Hammerhead True Wirelessの方が数値的には勝っている。これは幸先がいい。
まず動画再生で試したが、ハッキリ言ってどちらも遅れが感じられず、その差がよく分からない。なんの違和感もなく鑑賞できるので、動画を見る目的ならどちらでも安心して使えるはずだ。
続いて、『Fate/Grand Order』(FGO)をプレイ。AirPods Proでは遅れはするが、そこまで気にならない程度。そしてHammerhead True Wirelessだが、明らかに速い。確実に、AirPods Proよりも遅延が少ない。ほとんど画面と音にズレを感じられないレベルだ。現時点で、iPhoneとの組み合わせにおける完全ワイヤレスイヤホンで最速クラスと言っていい。
なお、ゲームモードかそうでないかの差は大きい。ノーマルの状態では、AirPods Proより遅れるし、ソニー「WF-1000XM3」よりも遅い。ゲームモードにすると一気に遅延が感じられなくなる。モード切替は、イヤホン本体左右どちらかのファンクションボタンを3回タップ+3回目のタップはそのまま長押しで行える。
ちなみに音質的には、 “ゲーミング” という言葉からイメージされるパワフルな重低音、迫力重視というものではない。むしろ低域は後ろ、中高域が前に出る印象で、ボーカルの分離が良いというサウンド傾向だ。ボイスやSEの聞き分けがしやすいので、FPSなどにも向くということだろう。
専用アプリ「HAMMERHEAD TRUE WIRELESS」からEQプリセットを「デフォルト」「低音ブースト」「トレブルブースト」から選ぶことができるが、ブーストさせるとバランスが崩れがちなので、基本的にデフォルトのままで問題ないはずだ。
ゲーミングデバイス界の四天王が一角、Razerが完全ワイヤレスイヤホン「Hammerhead True Wireless」をリリースしたのだ。
「ゲームモード」の搭載をアピールする本機の特徴は、とにかく低遅延であること。そうそう、こういうのでいいんだよ。さすが、ゲームユーザーのことが分かっている。
我々は待っていた。スマホから飛び出るケーブルに煩わされることなく、快適に音ゲーができる時を。しかし、本当にHammerhead True Wirelessは、迷えるスマホゲーマーを救ってくれる伝説の装備なのか? 疑い深い王様がごとく、課題を与えてみる。
音ゲーでフルコンを目指すのだ。
■まずは「AirPods Pro」と比べてみる
と言いながらも、まずは完全ワイヤレスイヤホン界のスピード狂、アップル「AirPods Pro」との単純な比較を行っていく。また、記者がiPhoneユーザーなのでiPhoneでの比較とさせていただきたい。
さて、Hammerhead True Wirelessの遅延性能は、iPhoneとのBluetooth接続において60msを実現する。iPhoneの標準的なBluetoothコーデックであるSBCで約220ms、より優秀なAACで120ms。Androidデバイスで対応するaptXで約70ms。aptX Low Latencyという、名前からして低遅延なコーデックで40ms程度だ。
AirPods ProはAACでの接続に対応しているので、Hammerhead True Wirelessの方が数値的には勝っている。これは幸先がいい。
まず動画再生で試したが、ハッキリ言ってどちらも遅れが感じられず、その差がよく分からない。なんの違和感もなく鑑賞できるので、動画を見る目的ならどちらでも安心して使えるはずだ。
続いて、『Fate/Grand Order』(FGO)をプレイ。AirPods Proでは遅れはするが、そこまで気にならない程度。そしてHammerhead True Wirelessだが、明らかに速い。確実に、AirPods Proよりも遅延が少ない。ほとんど画面と音にズレを感じられないレベルだ。現時点で、iPhoneとの組み合わせにおける完全ワイヤレスイヤホンで最速クラスと言っていい。
なお、ゲームモードかそうでないかの差は大きい。ノーマルの状態では、AirPods Proより遅れるし、ソニー「WF-1000XM3」よりも遅い。ゲームモードにすると一気に遅延が感じられなくなる。モード切替は、イヤホン本体左右どちらかのファンクションボタンを3回タップ+3回目のタップはそのまま長押しで行える。
ちなみに音質的には、 “ゲーミング” という言葉からイメージされるパワフルな重低音、迫力重視というものではない。むしろ低域は後ろ、中高域が前に出る印象で、ボーカルの分離が良いというサウンド傾向だ。ボイスやSEの聞き分けがしやすいので、FPSなどにも向くということだろう。
専用アプリ「HAMMERHEAD TRUE WIRELESS」からEQプリセットを「デフォルト」「低音ブースト」「トレブルブースト」から選ぶことができるが、ブーストさせるとバランスが崩れがちなので、基本的にデフォルトのままで問題ないはずだ。
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