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継続した息の長い取り組みを

スタート・ラボ、「がんばろう!日本 DVD-R」で被災地を支援

2011/06/30 Senka 21編集部
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復興は長い道のり 支援の輪を広げたい

トレードマークの“THE 日本製"を“がんばろう!日本"へと置き換え、店頭から復興へのメッセージを発信するスタート・ラボ。売上げの一部は義援金として被災地に送られる。

「支援をするために私たちにできることは何か。やるのであれば身の丈にあった活動を通して長期的且つ継続的にできることは何かを考えました」と揚社長は語る。

(株)スタート・ラボ 代表取締役社長 揚 伯裕氏

ザッツの光記録メディア製品の生産拠点はやながわ工業団地に構える「ザッツ福島」。ここもまた今回の地震で大きな被害を受けた。しかし、地元東北の企業だからこそ率先して行動を起こした。それは、同社の親会社である太陽誘電(株)の創業者・佐藤彦八氏の掲げる経営理念の一つ「地域社会への貢献」が浸透している結果にほかならない。

スタート・ラボの販売するザッツブランドの光記録メディア製品(CD-R、DVD-R、BD-R)の生産拠点。3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、一部の設備・建物に被害が出た。設備の復旧作業を4月には完了し、生産停止期間の挽回へ向けて活動を行っている

「経営目標が達成できるかまだわからない中で、こういう取り組みに理解をいただき、やらせていただけるのはありがたいことだと思います。小さな会社でできることは限られますが、それが周囲に対して影響を与え、支援の輪がもっと広がってくれればと願っています。また、この『がんばろう! 日本DVD-R』が製造ラインに流れることで、被災者でもあるザッツ福島で働く皆さんを勇気づけることができればと思います」と話す。

被災地復興へ道のりは長い。今回の『がんばろう! 日本DVD-R』もそのスタートラインだという。

「新しいアイデアを盛り込みながら、3年、5年という長いスパンで、被災地支援活動として共に『がんばろう!』という気持ちをこめて進めて参ります」と継続的な取り組みが大切であることを訴えた。

アーカイブの啓発も大切なメッセージ

「成長」「効率」「チームスピリット」を成長戦略のベースに掲げ、今年1月に(株)スタート・ラボの社長に就任した揚氏。「CMでサッカー日本代表の内田篤人選手が『ひとりひとりができることをやりましょう。日本がひとつのチームなんです』と言っていますが、まさにいま大切なのはチームスピリット。日本がひとつになることです」と力を込める。

生産拠点「ザッツ福島」が被災。急スピードで進められた復旧作業の速度にあわせるように、『がんばろう!日本 DVD-R』の商品企画も進められた。スタート・ラボ全社員の思いが込められている

「がんばろう!日本 DVD-R」によるスタート・ラボの支援活動は、事業を通じて長期的な支援活動を続けていくために関心が高まる「CRM(コーズ・リレーテッド・マーケティング)」の取り組みの一例としても注目される。

テレビのニュース映像では、がれきの中から大切な写真を探し出す光景が幾度も映し出された。「光記録メディアは大切な思い出を残すものでもあります。そうした役割を担った商品を販売することで、支援を行っていくことができる。アーカイブという大事なテーマも、まだまだ市場にきちんと行き渡っておりません。この課題に対しても丹念にメッセージを発信していかなければならないと感じています」。

光記録メディア製品の本質をきちんと伝えることが同社の売上げ拡大になり、それが、支援活動としてもつながっていく。事業との親和性が高いからこそ、一過性になることなく、支援活動を継続し、リードしていくことができる。

「被災地からの報道を見ていると、皆さん本当に前向きなんですね。支援に対するお礼の言葉やメッセージに、私たちの方が勇気づけられてしまいます。応援していくためにも一生懸命、商品を販売していかなければなりません」と気を引き締める。

復興へのメッセージを込めた『がんばろう!日本 DVD-R』が店頭に並ぶ。「復興への活動が希薄化、形骸化することのないよう、一石を投じていければと思います」と語る揚社長。復興への思いがひとりでも多くの人の心に伝わり、また、ふと忘れかけそうになったときに思い起こさせる。そんな役割を担い、支えてくれる商品となるに違いない。

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