愛用ケーブルに通すだけ!サンシャインのノイズ対策コア「nanoSUNSHINE」、驚愕の効果
ハイコスパなインシュレーターや薄型オーディオボードが人気を博しているSUNSHINE(サンシャイン)。愛用ケーブルに通すだけで効果を発揮する、ナノ合金製の高周波ノイズコア「nanoSUNSHINE」が新たに登場した。その実力はいかなるものか、ハイコスパ・オーディオアクセサリーをこよなく愛する炭山アキラ氏がその効果を体験する。
ハイコスパを追求した分割式コア
アモルファス系の素材で作られたコアは、インターコネクトでもスピーカーでも電源でも、ありとあらゆるケーブルを中心の穴に通すだけで、劇的にノイズフロアが下がり音の品位を高める魔法のグッズだが、インコネやスピーカーと比べると両端プラグが巨大なものだから、ケーブル自作派以外には電源ケーブルへ通すことが極めて難しい。
そんな中、サンシャインは何とか廉価で使いやすいコアが作れないかと考え、NCシリーズの開発に成功した。
まずはその重量である。66gとずしりと重く、この種のジャンルでは間違いなく最重量だ。さらにこれよりも重い160gの上位モデルも用意されるという。投入されているナノ合金製コアの量が多いのだ。
また、このコア材質は、2分割すると磁界が分断されて高周波が遮断できなくなるが、ある種のノウハウを投入しながらピッタリとすき間なく再接着すると、効果が戻る。ならばどうやって密着度の高い接合にするかと思いきや、同社は両面テープで貼り合わせ、外周にセロテープを巻くという、最も簡単かつ表現は悪いが原始的な手法を採用してきた。
「これこそが『効果の高いグッズを誰にでも買える価格で提供する』がモットーのわが社の企業努力です!」と同社は胸を張る。こういう点は、私も大いに共感するところだ。
分解能力の高さにも舌を巻く
取材は自宅リスニングルームで行った。なにぶん私は自作派なので、自宅の電源周りは既にそのほとんどをアモルファス系コアで武装済みだが、実験用に少しだけ未対策のまま残したコンセントに挿した電源ケーブルへこのコアを装着し、音を聴き比べる。
今回はディスクプレーヤーの電源を実験台として用いた。実際に取り付けてみると、こんなに簡単な作業もない、というくらい簡便に取り付けることができた。
クラシックは今一つ左右スピーカーを結ぶ線上に定位が集まりがちだったオケが、グッと奥に定位して各楽器の遠近感もしっかりと聴こえてくる。弦の艶やかさ、香しさを感じさせる広大な音場など、もうまるでリマスターされたのではないかと思わせるような清新な音質に痺れた。
アモルファス系コアの効果の高さは重々認識していたが、改めて使用前と使用後を聴き比べると、もう絶句ものの違いである。この効果が2分割されたコアにより、しかもこの価格で入手できるのだ。もう手放しで称賛したい。
ジャズは究極の生録的な音源を聴いているのだが、その異様に鮮度の高い楽器群が音像にまとわりつくザラつきを脱ぎ去り、まさに日頃我が吹奏楽仲間が練習室で楽器を吹く、その至近距離で浴びる音そっくりになって仰天する。楽器のグレードが数段アップしたような、音の太さと輝かしさも素晴らしい。まさに「ギョッとするくらい生々しい音」だ。
ポップスは猛烈に重層的で情報量の多い楽曲を聴いているのだが、音場全体に音の要素がさざめくさま、音楽の要素に交じる往来の雑踏を思わせるノイズと人の話し声のようなもの、薄紙1枚ずつ重ね合わせて構築した複雑な音場の綾織りといった要素を、丹念に1枚ずつほぐしていくような分解能力に舌を巻く。しかもそれで分析的にならないのだから、本質的な音質向上というほかない。
廉価だからといって侮ってはならない
個人的に、日頃から電源ケーブルの自作をことあるごとに読者へ薦めている。インコネやスピーカーケーブルと違って1本作れば完成だし、半田ごても必要なく、最も敷居の低い自作ケーブルだと考えるからである。
さらに、実のところ「アモル系のコアが挿入できるようになるから」という至って現実的な、そして切実な理由もあった。ここまで書いてきた通り、スルーするにはあまりにも惜しい効果を有するコアだからである。
しかし、サンシャインのNCシリーズが登場したことにより、そういった事情の少なくとも半分は、雲散霧消したことになる。数千円の電源ケーブルでも数十万円のものでも、等しく効果を発揮するコアだけに、廉価だからといって侮ってはならない。
例えば、電源ボックスにつながるケーブルにこのコアを挿入すれば、そこから先のすべての機器に恩恵が及ぶグッズだから、そのコストパフォーマンスたるや恐ろしいものがある。
もちろん、この効果は電源ケーブルのみにとどまるものではない。インコネであろうとスピーカーであろうと、ごく簡単に装着することが可能であるから、ぜひ実験してみてほしい。幅広いユーザーに薦めたくなる、好ましきグッズだ。
(提供:サンシャイン)
本記事は『季刊・Audio Accessory vol.202』からの転載です

