ソニー「BRAVIA Theatre System 6」レビュー! “高コスパ”5.1chホームシアターシステムで自宅が映画館に
本機は、初期設定も簡単。専用アプリを使って、画面に出てくるナビゲーションにならえば、フロントもリアもあっという間にセットアップが完了する。“迷わせないユーザー体験”という、今の時代に求められる要件をきちんと満たしている。
実際に本機をテレビに繋いでみての第一印象は、音がクリアで聴こえやすいのと、セリフなど人の声がはっきり届くということ。
本機は、サウンドバーに120W出力のスピーカーを3基搭載するが、その中のセンタースピーカーの効果により、ハスキーな高齢男性の声も埋もれることなく、質感を伴ってスッと耳に入ってきた。

そんなSystem 6を使う醍醐味を全力で実感できるのは何かと言えば、間違いなく音声が5.1ch以上のコンテンツだ。
今どきのサウンドバーは、5.1chは元より、立体音響であるDolby Atmos(空間オーディオ)に対応するのが普通だ。カジュアルなワンボディ型の製品でも、高い再現力によって高音質再生を実現する優秀な製品が多い。
ただ、“サラウンド感そのものの再現性” に関して言えば、System 6のように物理的なリアスピーカーが存在すると満足感が段違い。後ろから聴こえるように設計された音が、本当にちゃんと背後から聴こえるので、コンテンツ本来の表現を体験できる。
SFアクション映画『ウォー・マシーン: 未知なる侵略者』(4K/Dolby Atmos)を視聴すると、まずアクションシーンで鳴る低音が深く豊かで、それだけでリビング中に映画館らしい空気感が充満した。
それに加えて、銃撃シーンではリアスピーカーに割り振られた攻撃音にも包まれて、とにかく臨場感が高く、物語の中にガッツリと引き込まれる。これぞ、リアル5.1chならではの没入感だ。
なおSystem 6は、サウンドバー部にイネーブルドスピーカーは非搭載。これは、10万円クラスのリアル5.1chシステムとしては普通だと思うが、それより重要なのは、リアスピーカーとの繋がりによって、しっかりサラウンド感と空間性のある再現を実現し、満腹感のある体験ができたこと。総合出力750Wのパワー感と相まって、いつものリビングがちょっとした映画館になった。

音質レビュー(2):マルチステレオで没入感もアップ
続いて、地上波の番組やYouTubeなど、2chの音声コンテンツも楽しんでみた。例の「マルチステレオ」のおかげでリアシステムからもフロントと同じ音が鳴り、17畳のリビング中が音に包まれる状態で楽しい。
いつものステレオ音声がアップデートされた感覚。アプリからの簡単なセットアップによって、音場調整がしっかりできているおかげもあるだろう。
サッカーの試合中継では、実況の声がスッと通り、さらに「マルチステレオ」で室内全体に観客の歓声が広がることによる没入感を味わえた。これは今年のW杯も楽しめるんじゃないだろうか。
また、音楽番組やライブ動画など、音楽系のコンテンツを観たときに実感するのが、200mm口径ユニットを内蔵したサブウーファーによる低音の迫力。力強くズンズン響くので、ちょっとしたライブ会場っぽい雰囲気で楽しめるのが良い。
これはBluetooth再生でも同じだ。ヒップホップやEDMを流すと豊かな量感がリズムを刻み、リビングが小さなクラブみたいになる。

加えて「マルチステレオ」のおかげで、リビングのどこにいてもテレビの音が聴こえる状態になるのもメリットに感じた。
いわゆる “お手元テレビスピーカー” 的な効果で、公共施設の音響設備みたいでもある。常にテレビ音声がよく聴こえることで、普段の生活の中でコンテンツとの距離が近くなる感覚だった。
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改めて、10万円ちょっとでソニーのリアル5.1ch環境が手に入るのは魅力的だ。System 6は、リアルサラウンド環境を求めてサウンドバーを選びたい人や、手軽なワンボディ型モデルからのステップアップを考えている人に、強力にリーチする1台だろう。
(提供:ソニーマーケティング株式会社)
