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PRAVIOTの新エントリーヘッドホンをレビュー

「基本性能が高くて音が良いヘッドホン」ならコレ!AVIOT「WA-G1」は使い心地抜群の高コスパモデルだ!

公開日 2026/03/05 06:30 高橋 敦
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 “JAPAN TUNED” にこだわったサウンドはバランスの良さが魅力

ではいよいよAVIOT製品の軸のひとつ、 “JAPAN TUNED” なサウンド、日本語の特性と日本の音楽文化へのフィットを大切にチューニングされているその音について紹介していこう。

星街すいせいさん「もうどうなってもいいや」を聴いてまず感じたのは、高域側でのエレクトリックサウンドのエッジ処理の丁寧さ。ギザッとしたアグレッシブな鋭さは控え、しかしエッジを鈍らせすぎて解像感を落としたりはしない、絶妙な具合だ。

聴き疲れしないバランスの取れたサウンド

サウンドの攻撃力を存分に楽しみたい方には物足りないかもしれない。であるが本機の超ロングバッテリーを活かしてずっと音楽を聴き続けたいという方にとっては、聴き疲れしにくいこの音作りはぴったりだろう。

低音側ではローミッドの厚さや太さをたっぷりと確保。ベースやバスドラムの押し出しや踏み込みに不足を感じることは全くない。そのさらに下のサブベース帯域は無理に出そうとすることなく自然に落とし込んである。

コンパクトサイズのヘッドホンでサブベースを無理矢理に稼ぎ出そうとすると、その上のローミッドなどまで含めて音像やバランスが崩れがちだが、このヘッドホンはそんな失態を演じることはないというわけだ。

そしてそのように充実の低域と高域の描写がありつつ、主役のボーカルがいちばん前で最大の存在感を発揮してくれるのもさすがの音作り。

また前述の高域の処理によって発声の頭の子音や息の鋭さも整えられ、歌の表現のうち攻撃性や焦燥感といった要素は少し抑えられるが、一方で声のしっとりとした滑らかさや肉声的な湿度感といった要素は強く引き出され、歌の生々しさを堪能できる。そこがこのモデルの美点だ。

高域の整え方はまさに日本語の特性を意識してのことだろう。日本と世界の最新の音楽にも対応するべく低音をしっかり出しつつ全体的なバランスも崩さないところは日本人らしいまとめの巧さか。なるほどJAPAN TUNEDだ。

と実はここまでは、専用ボタン長押しでさくっと切り替えられるサウンドモード3つのうち「Music」モードでの印象。ということでここからは残りの「Movie」「Live」モードについて。「Movie」モードは、台詞はクリアにし、そして映像作品全体の臨場感を際立たせるというモード。

モード切り替えは右側面の物理ボタンで操作する

実際にアニメ「葬送のフリーレン」等で試すと、台詞は頭の中への浮かび上がり方が大柄になり、また中低域の厚みも少し増し、総じて存在感が強くなる。

アクションシーンでは派手な効果音のゴォッっと唸るような低音が強まり、空間の広がりも感じ取りやすくなり、迫力もスケール感もアップ。説明の通りの効果を感じられた。

なおあえて、音楽再生に用いるのもありだ。例えば「もうどうなってもいいや」との組み合わせでは、エレクトリックサウンド的な空間表現を強めるような効果を得られた。

「Live」モードはライブ会場のような迫力や躍動感を楽しめるモード。実際「もうどうなってもいいや」を聴くと、小中規模のライブハウスやクラブ的な、ボフッと空気を揺らすような低音感の表現が付与された印象で、まさにその「箱」的な鳴りっぷり。

対してアコースティックギターとウッドベースのデュオ演奏、ジュリアン・ラージさん「Double Southpaw」を聴くと、こちらは演奏者との距離感が離れたことで、演奏の機微が届きにくくなった印象。

ということでこちらのモードは楽曲との相性の良し悪しは出やすいのかもしれない。であるが、だからこそ相性良好な楽曲を探す使いこなしは面白くなりそう。エントリーモデルにもこういった遊び要素のひとつほどはあってよいだろう。

基本に特化したからこその使い心地の良さ

最後に、そもそも昨今はエントリークラスでもノイズキャンセリング搭載製品が多い。逆にノイズキャンセリングを搭載せずその分のコストを基本性能と音質の向上に投入したモデルは今やむしろ希少になりつつある。

だが生活環境や通勤通学環境によっては、「ノイズキャンセリングはなくていいから基本性能が高くて音が良いヘッドホンがほしい」というニーズもあるはず。WA-G1はまさにそれに応えてくれるモデルだ。

言うならば「基本性能特化型ワイヤレスヘッドホン」か。基本に特化したからこその使い心地の良さ。ぜひ体験してみてほしい。

(提供 : プレシードジャパン)

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