テレビの音がハッキリ!音の悩みを解決するネックスピーカー「きこエール for TV」を使いこなす
「きこエールモード」は声のハリもクリアで際立ち、「シネマモード」は安定感のあるサウンド
試聴ではTVS REGZAの65型4K液晶テレビ「65Z770R」と組み合わせてみた。きこエール for TVだけでなく、テレビからも音が出る状態にセッティングしてみたが、テレビから2mほど離れていても遅延はほぼ気にならない。これならば家族と一緒にテレビを見ながらでも気にせず活用出来そうだ。
まず『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(Netflix)を再生し、タイトルが表示されるまでの冒頭のシーンでチェックしてみた。ノーマルモードでもきめ細かくヌケの良い爽やかな浮き立ちで、セリフもすっきりと聞き取れる。
きこエールモードにすると、よりシャキシャキとした高域の際立ちが増す傾向となるが、うるさく感じるほどではない。ガンアクションや破裂音の立ち上がりはくっきりと明瞭に引き立ち、セリフだけでなく、SEのアタックもキレ良く鮮明に聴き取ることができる。
シネマモードにすると声のトーンや銃声に重みが出て安定感のあるサウンドとなる。比較的ナチュラルで穏やかさもあり、長時間聴いていてもストレスに感じないバランスだ。
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(4K UHD BD/CH8)でも確認してみたが、きこエールモードでは声のハリもクリアに際立ち、口元の動きもメリハリ良く伝わる。BGMのストリングスのパリッとしたエッジ感も明瞭で、SEのきめ細やかさ、ヌケの良い爽やかな空間性を実感できた。
シネマモードでは低域のコシが出てくるので、SEのどっしりとした響きや声の穏やかさ、落ち着き良い質感も丁寧に引き出してくれる。BGMの重心も低くなり、耳馴染み良いサウンドとして楽しめた。
ネックスピーカーとしてもバランスの良い音質で、分け隔てなく映像コンテンツを楽しめる
きこエール for TVは、ネックスピーカーとしてもバランス良い音質が得られるモデルとなっており、使い勝手の良さも魅力のひとつとなっている。筆者はまだ高域が聞こえにくく感じることはないものの、「きこエールモード」の声の明瞭さ、子音のきつくない際立ちによって会話はスッキリと聴きとることができたので、年齢が若くとも、リモート会議や夜間小音量でトーク番組を楽しむ際にも活用できるのではないかと感じた。
そうした意味で広い年齢層をターゲットにできる、テレビを中心とした音声コンテンツを分け隔てなく楽しめるツールとしてお薦めできるアイテムといえるだろう。

(提供:クロスブレイン株式会社)
