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【ミニレビュー】KOJO TECHNOLOGY スティック型仮想アース「Crystal Ep」

公開日 2024/02/13 06:30 園田洋世
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「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」では、今話題のアクセサリーを毎週1つピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介。今回は、仮想アースブームを牽引する光城精工(KOJO TECHNOLOGY)のスティック型仮想アース「Crystal Ep」をチェック!

KOJO TECHNOLOTY 仮想アース「Crystal Ep」 端子形状がRCAタイプ:26,400円(税込)、端子形状がUSB-TypeAタイプ:28,820円(税込)。ほかにも3.5mmステレオミニ、バナナ、Yラグ、XLRオス、XLRメス、LANタイプをラインナップ

「連結」するとさらに効果大。空き端子に挿入する仮想アース



最も小型な「仮想アース」といったら光城精工の「Crystal Ep」シリーズだろう。端子形状がRCAやUSBなどさまざまなタイプが用意されているが、プラグ(端子部分)と後ろが取り外し可能で、複数個「連結」しても使えるというアイデア商品だ。

Michele Rabbia「Nimbus」を、マランツ「SA-10」に何も挿さない状態で聴いたあと、背面のデジタル同軸入力端子に「Crystal EpR」(RCAプラグタイプ)を1個挿すと、曲冒頭の無音が無音度を増したからであろう、その無音を破るマッチを擦るような音が実に鮮烈。しかしこの人工音を多用する曲がいつもほどには疲れさせない。楽音の鮮度が増すと雑味が種類・量ともに増えて聴き疲れしやすくなるものだが、「Crystal Ep」だと逆に雑味が減るからだろう。

USB typeA端子(3連結)とRCA端子(4連結)で使用

色々試した結果、RCA端子に4連結・USB-A端子に3連結したときにS/Nと鮮度が高度に両立して素晴らしい。一方で、デジタル同軸端子に7連結したときのノイズフロアの圧倒的な低さと、各楽音のテクスチャの生理的な心地良さにも(見映えはともかく)捨て難い魅力が。

デジタル端子に7連結!

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