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スゴ技機能でどこでもいい音!トレンド最先端、Sonosスピーカーの魅力とは?

公開日 2022/10/01 09:00 山本 敦
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500mlペットボトル大のコンパクトスピーカー「Sonos Roam」

コンパクトさが特徴のSonos Roam。ラウンドした三角形の筐体デザインは見た目だけでなく、握りやすさも兼ね備えている

Sonos RoamはSonos Moveに続く、Wi-FiとBluetoothによるワイヤレス接続に対応するバッテリー内蔵のポータブルスピーカーだ。本体を500mlのペットボトルに近い、片手で握れるサイズにまでグンと小型化している。

本機もまた筐体の耐衝撃性能を高め、IP67相当の防塵・防水性能を持たせている。これがあればアウトドアはもちろん、家の中でもキッチンなど水を使う場所や、ベランダでのコンテンツ再生が心地よい音とともに楽しめる。フル充電からの音楽再生は最長10時間まで可能。スタミナも十分だ。

Sonos Roamもまた、場所を移動しながら使うことが想定されるポータブルスピーカーであることから、オートマティックTrueplayチューニングの機能を搭載している。内蔵マイクと加速度センサーによる自動音質補正の精度はとても高く、スピーカーを置いた場所に合わせて瞬時にベストなサウンドに整えてくれる。

スマホとのBluetoothペアリングを済ませておけば、Wi-Fi接続の圏外に移動した際、接続を即座にBluetoothへ自動でスイッチする機能も便利だ。さらに本機には、再生中の音楽を同じホームネットワークに接続されているSonosのスピーカーやサウンドバーに引き継いで続きが楽しめる「Sound Swap」という機能もある。

また、本体にマイクを搭載しない兄弟機の「Sonos Roam SL」という製品も用意されている。Sound SwapとオートマティックTrueplayチューニング、音声アシスタントは使えないが、SLの方が本体価格が少し手頃になることから、本機を2台組み合わせたステレオペア再生環境を構築するための相棒としても最適だ。

ちょうど500mlペットボトルくらいのサイズ感

2モデルの音質をチェック!ゆったりとふくよかな「Sonos Move」、シャープでスピード感ある「Sonos Roam」

サウンドのインプレッションはSonos Moveから報告しよう。Sonos S2アプリのEQ機能から高音と低のバランスがそれぞれに変えられるが、今回はフラットに設定。ラウドネスもオフにして聴いた。

質感がとても滑らかで、余韻をゆったりと響かせる。ボーカリストの音像がとてもふくよかだ。存在感が間近に迫るような生々しい熱量が伝わってくる。ジャスのピアノ、弦楽器の音色がとても濃く、ふわりと香り立つような甘い余韻がこのスピーカーの持ち味と感じた。

低音のビートは打ち込みが鋭く軽やか。芯がぶれることなく安定感に満ちている。ロックやポップスのアップテンポな楽曲のリズムが体に染み渡るような自然な一体感を味わった。空間の広がりもゆったりと感じられ、温かいサウンドに柔らく包み込まれるような安心感がある。

続いてSonos Roamを聴いた。Sonos Moveと同じく色づけのない、ニュートラルで原音に素直なサウンドが持ち味といえるスピーカーだ。重心が低く地に根を張るような安定感をSonos Moveの特徴とするならば、Sonos Roamはもっと軽やかでスピード感にあふれるサウンドが楽しい。

特にボーカルやピアノなど、音楽のメロディを担う中高域の煌びやかさに引き込まれた。EDMは鋭く鮮やかなビートに息を呑む。情報量が豊富で、立体的に構成された音楽空間に広がるボーカルや楽器の定位がピシッと明確に定まる。

比べながら聴くと、Sonos Moveの低音の方がより肉厚だがふわっとした手応えに思える。Sonos Roamは細いペンで緻密に音風景を描きこむようなキャラクターを特徴としているように感じた。

またどちらもWi-Fi接続にすれば、Bluetoothよりも高音質な音楽再生ができ、Apple MusicやAmazon Musicで配信されているハイレゾ/ロスレス音源のポテンシャルを引き出すことができる。自宅のWi-Fi環境下であれば、リビングからキッチンまで、どこでも良い音を楽しめるのも魅力のひとつだ。

Sonos Moveには台座にもなるワイヤレス充電ベースが付属する。寝室などに定位置を決めつつ、起きた後は家中に持ち運ぶような使い方もできる

次ページアウトドアシーンやステレオペアでも試してみる

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