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PR開発者に訊く “製品の裏側”

大口径ドライバー&ANCで6千円台! VGPでコスパ大賞、SOUNDPEATS「Mini Pro」の魅力に迫る

2022/07/12 海上忍
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この数年を振り返ると、イヤホンほど外観・機能ともに変化したガジェットは他にないのではなかろうか。ワイヤレス接続が主流になったかと思えば、左右ユニット間すら無線でつなぐ「完全ワイヤレス」へと一気にシフト、そこにノイズキャンセリング機能も加わった。いまや音楽鑑賞だけでなく、スマートフォンのよき相棒として、動画鑑賞やゲームといった日々の娯楽にも欠かせない存在だ。

メーカーの顔ぶれも変わった。技術・トレンドの変化が激しく、スマートフォンの進化にも追随しなければならない要素を多く含むため、いきおい1日でも早く新機能・新技術を投入できるブランドが注目を集める。SOUNDPEATS(サウンドピーツ)は、そんな完全ワイヤレスイヤホンというジャンルで急速に認知度を高めたブランドのひとつだ。

「Mini Pro」¥6,680円(税込)

今回取り上げる「Mini Pro(ミニ・プロ)」は、そのSOUNDPEATSが放った完全ワイヤレスイヤホンの最新型。いまや必須要素のノイズキャンセリング機能は、当然デジタル/アクティブ型のANCで、しかもハイブリッド型となる。コーデックはSBCとAACはもちろん、aptX Adaptiveにも対応する。

振動板は完全ワイヤレスイヤホンとしては大きい10mm径と音質重視の設計。そのうえ最短で60msという低遅延のゲームモードを装備など、人気のフィーチャーが盛りだくさん。それで価格は驚愕の6千円台となり、VGP 2022 SUMMERで「コスパ大賞」に輝いたのもむべなるかな、という製品なのだ。

ブラックとホワイトの2色をラインナップする

とはいえ、おもに通販で成長してきたブランドなだけに、作り手の顔が見えにくいことは確か。製品の話はよく聞くけれど、実際のところどうなのか、と気にする向きも多いのではなかろうか。そこで製品を実際に “聴き” つつ、疑問に感じた部分・気になる部分はWeChatで現地に “訊く” 、というスタイルでレビューを進めることにした。



小型でも「余裕」のあるサウンド



Mini Proを手にしたときの最初の印象は「ずいぶん小さい」。充電ケースが小さいうえにイヤホン本体も小さく、感覚的にはマッチ箱が近い。それでいて再生時間は最長7時間、充電ケースを合わせれば最大21時間というのだから、スタミナに不足はない。

コンパクトな充電ケース

イヤホンは指先でつまめるほどのサイズ感だ

いまどきの完全ワイヤレスイヤホンらしく、ペアリングはかんたんそのもの。充電ケースから取り出すと自動的にペアリングモードになるので、スマートフォンに表示された「Mini Pro」という名前をタップすれば作業完了だ。aptX Adaptive対応のAndroidスマートフォンに登録し、早速試聴を開始した。

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