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Android 12標準搭載のフラグシップ機

グーグル「Pixel 6/Pro」速攻レビュー、最新機能盛りだくさんの“使える”5Gスマホ

公開日 2021/10/26 01:00 山本 敦
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グーグルから最新のAndroid 12を標準搭載するフラグシップスマートフォン「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」の2機種が10月28日に同時発売される。最新モデルのファーストインプレッションを報告したい。

グーグルのフラグシップスマホ、左がPixel 6、右がPixel 6 Pro

Pixelシリーズのフラグシップ5Gスマホ

グーグル純正のプロダクトであるPixelシリーズには、スマホとワイヤレスイヤホンがある。日本に上陸したPixelシリーズのスマホは2018年の「Pixel 3」「Pixel 3 XL」以降、間に型番に「a」が付くスタンダードモデルを挟みつつ、フラグシップとしては4つめのシリーズになる。

国内の携帯通信事業者による販売はPixel 6がKDDIとソフトバンク、Pixel 6 Proはソフトバンクのみが取り扱う。Google StoreではSIMフリーモデルの直販を行う。価格は内蔵ストレージのサイズによっても異なるが、Pixel 6が74,800円(税込)から、Pixel 6 Proが116,600円(税込)から。

シリコン製の専用ケースも同時発売。価格は3,630円(税込)

5Gネットワークによる通信は両モデルが5G Sub-6に対応。Pixel 6 Proは5Gミリ波もサポートする。ただし5G通信については発売当初はKDDIとソフトバンクのネットワークのみに対応。NTTドコモと楽天モバイルについてはソフトウェアアップデートによる追加対応が予定されている。

ともに6インチ台の可変高速駆動対応ディスプレイを搭載

Pixel 6は6.4インチ、Pixel 6 Proは6.7インチの有機ELディスプレイを搭載した。Pixel 6は解像度がFHD+(2,400×1,080画素)、アスペクト比が20対9。Pixel 6 ProはQHD+(3,120×1,440画素)、アスペクト比が19.5対9。ともにHDRコンテンツの表示をサポートするほか、「スムーズディスプレイ」の機能をオンにするとPixel 6は最大90Hz、Pixel 6 Proは最大120Hzの可変リフレッシュレート表示に切り替わり、速くスクロールする画面表示が滑らかになる。

左はPixel 6、右はPixel 6 Proのディスプレイ設定。スムーズディスプレイをオンにすると可変リフレッシュレート対応の高速描画表示に切り替わる。端末のバッテリー消耗には影響する機能だ

ディスプレイには生体認証に対応する埋め込み型の指紋認証センサーを内蔵する。画面に表示されるセンサー内蔵位置に指紋を登録した指をあてがうと、センサー部分が明るくフラッシュして画面ロックを解除する。「Pixel 5a (5G)」の背面に搭載する指紋センサーに比べると、一呼吸ほど長く画面に指を触れる必要がある。

ディスプレイに指紋認証センサーを埋め込んだ

ディスプレイのサイズと同様に、本体の大きさもPixel 6シリーズの2機種どうしで大きく差がない。片手持ちでの操作はどちらかと言えばPixel 6の方が少し楽にできるものの、質量が200gを超えているので、やや持て余す感じもある。

6.7インチのPixel 6 Proを片手で持ってみる。ディスプレイの隅々まで片手の指で操作するのは難しそうだ


Pixel 6はサイドフレームの素材がつや消し処理のアルミニウム

Pixel 6 Proは強い光沢感のあるサイドフレームが特徴

自社設計のSoC「Google Tensor」を搭載

スマホの頭脳であるメインプロセッサにはグーグルが自社設計した「Google Tensor」が搭載された。計8基のCPUコア、20基のGPUコアを備えて、「Pixel 5」に採用していたクアルコムのSnapdragon 765Gよりもパフォーマンスが最大80%向上した。

グーグルの独自設計によるカスタムSoC「Google Tensor」を搭載。AIのオンデバイス処理に関わる性能を大幅に強化した

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