<山本敦のAV進化論 第193回>

ボーズの3万円台サウンドバー「TV Speaker」は“声”が魅力! シンプル&高音質のハイCP機

山本 敦

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2020年07月14日
ボーズが、薄型テレビと組み合わせてシンプルに使えるサウンドバー「Bose TV Speaker」を発売した。33,000円(税込)という気軽に楽しめるモデルで、「Bose Solo 5 TV sound system」の後継機となる。

ボーズが発売した3万円台のサウンドバー「Bose TV Speaker」に注目

本機には “人の声” にフォーカスして音を聞きやすくする「ダイアログモード」など、テレビによるシアター体験を高める機能もある。アップデートの内容に注目しながらインプレッションをお届けしたい。

ボーズのハイCPサウンドバーは設定・設置がとにかくシンプル

新製品の前身であるBose Solo 5 TV sound systemは、2016年4月に発売されたシンプルなバータイプのテレビ用スピーカーだ。4K/HDR対応の大画面テレビが脚光を浴びていた発売当時、テレビスタンドの足下にもコンパクトに置けて、手軽にテレビの音まわりを強化できるオーディオとして人気を博した。

約4年ぶりにBose TV Speakerとしてモデルチェンジを遂げた製品は、やはりテレビスタンドの足下に置き、HDMIケーブルと電源ケーブルをつなぐだけでシンプルに楽しめる。横幅は約60cm。サイズは50インチ前後のテレビとマッチする。Solo 5に比べると奥行き方向の寸法は約1.6cmほど長くなっているが、筆者宅ではテレビラックの上に収まりきった。

50インチ前後の薄型テレビと合わせたときのサイズ感がほどよい

テレビスタンドの手前側に10cm程度のスペースが確保できれば置ける

最近はテレビのベゼル幅がますます狭くなっている。Bose TV Speakerもトレンドに合わせ、本体の高さをSolo 5より約1.4cmほど絞り込んでスリムにした。

スピーカーが搭載するHDMI端子は1基。ARC(Audio Return Channel)対応のHDMI端子がテレビ側にあれば、互いを1本のHDMIケーブルで接続できる。HDMI CECによる電源操作連動など機器連携にも対応する。

HDMI端子は1系統。ARCとCECに対応する

オーディオソースはBluetooth入力にも対応する。サポートするコーデックがSBCだけなのが少しさみしいが、サウンドは十分に聴きごたえがあった。この後で詳しく報告したい。

スピーカーには専用リモコンが付属する。Solo 5に同梱されているリモコンよりもシンプルでコンパクトになった。低音域だけボリュームを5段階の中で調節したり、人の声の音域を特別に聴きやすくするダイアログモードも、リモコンのボタンでオン・オフを切り換える。

リモコンから各操作が入力されると、スピーカーのフロントパネルに搭載されているLEDインジケーターが色と明るさを変えて知らせる。薄型テレビのサウンドをリッチにすることに的を絞ってまとめ上げたサウンドバーなので、バーチャルサラウンドやハイレゾ再生等の特別な機能は備えていない。ボーズ独自の自動音場補正「ADAPTiQ」による設定も不要。流行のモバイルアプリさえ対応しない潔さがいい。

動作状態や操作へのレスポンスを2つのLEDインジケーターで知らせてくれる

シンプルな高音質と操作性が楽しめる

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