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ハイレゾサブスク、音質で選ぶなら「mora qualitas」!評論家も納得した理由とは

公開日 2019/12/20 06:40 山之内 正
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mora qualitasのアプリは「排他モード」を選ぶことで、Windows、Macどちらも音質最優先の設定でアプリが動作する。macで同モードをオンにすると、排他モードを意味する「EXCLUSIVE」がサンプリング周波数/ビット数の右側に表示され、接続したUSB-DACに音源のデータを変換することなく忠実に伝送。OSのオーディオエンジンをパスするので、他のアプリケーションの影響を受けず、サンプリング周波数も自動的に切り替わる(最初だけビット数の設定変更が必要)。

OSのオーディオエンジンをパスする「排他モード」(WindowsではWASAPI/ASIO、MacではExclusiveモード)を備えている点は、現時点でmora qualitasだけの大きなメリットだ

一方、2019年9月にスタートしたAmazon Music HDも並行して試しているのだが、こちらはmora qualitasのような排他モードが用意されていない。しかも、Macを例にとると、サンプリング周波数が変わるごとにAudio MIDI設定で変更しないとハイレゾ音源をビットパーフェクトで再生することができない。

Amazon Music HDは192kHz音源も揃えている点に魅力があるのだが、USB-DACと接続してパソコンで再生する場合、音質最優先の設定を選べず、操作も煩雑になってしまう。結果として同じ音源を聴いてもmora qualitasとはどうしても音質に差が生まれ、残念な思いをすることが多い。

実際にいくつか例をあげて音の特徴を紹介しよう。ハイレゾ音源が充実しているノラ・ジョーンズは《カム・アウェイ・ウィズ・ミー》、《デイ・ブレイクス》どちらのアルバムも楽器同士のセパレーションが高く、特にベースの動きとアコースティックギターの切れの良さが際立つ。同じスペック(96kHz/24bit)のファイル音源と聴き比べても優劣つけがたいほどの質感の高さがあり、ヴォーカルのニュアンスと表情の変化をリアルに聴き取ることができた。

カサンドラ・ウィルソン《ニュー・ムーン・ドータ》の「ラヴ・イズ・ブラインドネス」はCDクオリティでの配信だが、mora qualitasで再生するとベースのエアー感とギターの和音の響きがまるでハイレゾのように自然で、他の配信サービスとの違いが浮き彫りになった。

宇多田ヒカル《初恋》の「あなた」(96kHz/24bit)はヴォーカルのクリアな発音に加えて、ビブラートの表情が自然でエモーショナルな深みを伝える。リズム楽器はベースも含めて動きに淀みがなく、すっきりしたサウンドでヴォーカルをサポートする。このアルバムはTIDALでも聴けるがハイレゾではなく、ここまでクリアなサウンドを引き出すことは難しい。

アンネ・ゾフィー・ムター《アクロス・ザ・スターズ》(96kHz/24bit)は独奏ヴァイオリンの音像が立体的で低音から高音まですべての音域で楽器イメージににじみがない。オーケストラは前後と左右どちらもステージ展開が深く、楽器同士の位置関係を広がり豊かに3次元で再現。その中央に凛とした独奏ヴァイオリンが浮かび、鮮やかな対比を見せた。空間性豊かな響きと個々の音の質感の高さは同じスペックのファイル音源と比べても遜色のないものだ。


レコメンド機能が充実。新しい音楽と出会う楽しみを広げてくれる

mora qualitasのアプリを使うなかで気付いたことがもう一つある。アーティスト情報としてバイオグラフィが表示されるのはTIDALなど他のサブスクリプションサービスと同様だが、mora qualitasでは主要なアーティストについては日本語で表示されるのだ。さすがに日本発信のサービスと感心させられる。

主要アーティストのバイオグラフィは日本語表示対応なのも嬉しいポイント

さらに、関連アーティスト情報がたんなる羅列ではなく、「同じ時代のアーティスト」、「影響を受けたアーティスト」、「関連するアーティストやプロジェクト」という具合に細分化されており、それぞれ意味のある関連付けが行われている。この機能はまだ聴いていないアーティストやアルバムの発見につながり、ミュージシャン同士の意外なつながりに気付かせてくれることもある。

気になるアーティストが「影響を受けたアーティスト」なども表示してくれるので、まだ聴いていないアーティストやアルバムの発見につながりやすい

ただし、特にロックやジャズはこの関連情報がかなり充実しているのだが、クラシックのアーティストまではフォローしきれていないようで、情報が限られてしまう。今後に期待しよう。


新しい音楽との出会う感動を高めてくれるハイレゾサブスク
 mora qualitasの音質へのこだわりは音楽ファンも納得するはずだ


mora qualitasをしばらく使い続けるなかで、高音質ストリーミングが音楽との付き合い方に変化をもたらす可能性に興味がわいてきた。音楽との付き合い方は人それぞれだし、音へのこだわりも人によって違いがある。

一方、聴きたいと思っていた曲を忙しさなどなんらかの理由で聴けていなかったという経験は誰にでもあると思う。出会うべきだった音源を再発見し、次から次へと自在に聴けるのは素晴らしいことで、しかもそれが高音質であればいうことはない。残念な音質だと再発見の感動はかなり薄まってしまうからだ。

mora qualitasのアプリは他のサービスに比べてインターフェースが若干個性的なので、最初は取っ付きにくいと感じるかもしれない。普段どんな操作アプリを使っているかにもよるが、筆者にとっては検索ツールと再生ソフトどちらの視点で見ても、比較的短時間でなじむことができた

トップ画面の「おすすめ」のなかにもハイレゾの項目を用意したり、アプリに排他モードを用意するなど、音質へのこだわりはmora qualitas最大の強みだ。このクオリティであれば、ダウンロード型配信でハイレゾに日常的に接している音楽ファンも納得するに違いない。

今後はプレイリストのシェア機能やコミュニティ機能も追加される予定だという。音楽と音楽ファン、そして音楽ファン同士をつなぐ存在として、大きく成長していくことを期待したい。


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