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【特別企画】スタジオレベルのマイクが使用可能

スマホで高音質な“演奏してみた”動画が作れる! ローランド「GO:MIXER PRO」がすごい

公開日 2019/02/08 06:30 高橋 敦
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■2人で演奏。ライン入力とマイク音声をミックス

さて、そのマイク端子を含めて、入力端子に接続した様々な楽器の音量バランスをそれぞれの音量ノブで調整して高音質そしてバランスよく録音するというのが、本アイテムの役割となる。音楽の場合だと、「ボーカル/アコースティック楽器のマイク録音+そのほか電子楽器のライン録音」というスタイルになるだろう。

次はそのサンプルとして「エレクトリックギターのリフとコードにカホンでリズムを加える」という二人での演奏を収録してみた。サンプル曲は早見沙織さん「Let me here」風だ。



録音セッティングを説明すると、まずギターは、ローランドのギターアンプ「Nextone Stage」のライン出力端子からGO:MIXER PROのライン入力にイン。ちなみに、このギターアンプのライン出力はスピーカーで鳴らしたような、迫力のあるサウンドを出力してくれるので、ライン入力であってもマイク録音との違和感が少ない。だからマイク録音端子をカホンの方に使っても問題なしというわけだ。

というわけでカホンは、そばに設置したマイクをGO:MIXER PROに接続して録音。カホンという楽器は叩く場所によって、共鳴弦の音が混じったスネアドラムのような中高音、バスドラムのような低音を叩き分けられる。本機で収録すると、その共鳴弦のザシュッと荒い感触、低音の太くもしなやかな木質の響きを、ともにしっかりと捉えられているところに注目だ。

演奏・録音を行っている様子

接続とマイクのセッティングを終えたら、ギターアンプのボリューム、ミキサーのマイク入力とライン入力それぞれのノブを組み合わせて、ギターとカホンの音量バランスを調整。そして撮影開始だ。そうして撮影した動画は、普通のカメラアプリで撮影したものだから当然、スマホの標準の写真アプリやその他の動画アプリで自在に加工もできるし、SNS等へのアップロードも簡単にできる。

実際に試演奏を行いながら、リアルタイムでモニタリング・調整を行うことができる

■アプリで1人バンドが簡単に結成できる

アプリといえばローランドからは「4XCAMERA」というアプリも提供されている。どのようなものかというと、「演奏動画の音を聴きながらそれに合わせて別のパートの演奏動画を撮影→その動画を合体させてひとつの画面分割動画にできる!」というアプリだ。

このアプリは、フリー版では2分割までだが、フル版へアップグレード(有償)すれば4分割までの編集が可能になる。ただし、GO:MIXER PROを接続すれば無償でフル版を使用することが可能だ。例えば、ギター、ベース、ボーカルなどそれぞれの動画を合わせて1人でバンド演奏動画を作ったり、クラウドストレージで動画ファイルを共有して離れた場所に住んでいる昔のバンド仲間と仮想セッション! なんてことも可能だ。

最大4つの動画をアプリ内で合体させ、ひとつの画面分割動画にすることができる



アプリを用いて編集している様子。トリミングでタイミングを合わせたり、それぞれの動画の音量調整を行うことで、セッションを行ったかのような動画が簡単に作成できる

というように、このGO:MIXER PROを導入すれば、特に演奏系の動画配信において、そのサウンドクオリティをぐぐっと向上させることができる。とはいえ本当に良い音で録るためにはマイクの種類やセッティング、各楽器のバランスなどを様々に工夫して音を良くしていく試行錯誤も必要になってくることだろう。

しかし音楽と楽器が趣味の方にとっては、その試行錯誤それ自体も興味深く楽しめる要素なはず。ぜひこのGO:MIXER PROを使いこなし、音質を高め、趣味を深めてほしい。

(特別企画協力:ローランド株式会社)

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