HOME > レビュー > Wi-Fiスピーカーはこんなに便利! ボーズ「SoundTouch」で実現するスマート音楽ライフ

【特別企画】動画レポート

Wi-Fiスピーカーはこんなに便利! ボーズ「SoundTouch」で実現するスマート音楽ライフ

公開日 2017/08/18 10:00 山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE


1台のSoundTouchスピーカーに対して複数のスマホアプリからアクセスできるので、家族がそれぞれNASにお気に入りの音源を保存して一人の時間にゆっくりと楽しんだり、食卓を囲む時間のBGMやリラックスタイムにオススメの音楽をシェアすればDJ気分にも浸れそうだ。友だちがいまハマっている音楽をスマホに入れてわが家を訪ねてきたら、Bluetooth経由でスピーカーにつないでもらえれば、手間をかけることなく一緒に耳を傾けることもできる。

そして、SoundTouchシリーズではふだんからよく聴く音楽ソースを6つまでのプリセットに登録できる。プリセットのチャンネル登録や切替は本体、またはスマホアプリ、物理リモコンのボタンから操作する。例えば「1」番のチャンネルにSpotifyのお気に入りのプレイリストをセットしておけば、朝起きてスピーカーの電源を入れてから本体、または物理リモコンの「1」番のボタンを押すだけで音楽再生がはじまる。一度体験してしまうと手放せなくなるほど手軽だ。



このプリセット機能により、「スマホレス」での音楽再生が実現できる。例えば慌ただしい朝には、スマホアプリを立ち上げて聴きたい曲を選んで再生、というステップが高いハードルとなる。しかし、ボタン1つで気分を上げるBGMが再生できるなら話は別だ。この手軽さは、これまで音楽を諦めていた時間を違うものにしてくれるだろう。

マルチルーム再生で家中が音楽で満たされる

もし複台のSoundTouchシリーズが揃えば、同じホームネットワーク上にあるスピーカーでひとつの音源を同時に再生したり、手もとのSoundTouchアプリで操作しながら、それぞれのスピーカーが置いてある部屋に別々の音源を配信する「マルチルーム再生」と呼ばれる機能も使えるようになる。壁を隔てた部屋の向こう側からでも、Wi-Fi対応のスピーカーであるSoundTouchシリーズなら操作ができてしまう。



マルチルーム再生は広々とした一軒家に住んでいない自分とは縁遠い機能だと思うかもしれない。でも、例えばリビングで家族が音楽を聴いてくつろいでいる時、夕食の支度をしているキッチンだけは音が聞こえづらく感じることがないだろうか? あるいは自宅に友人を招いた時には、リビングで再生している音楽をベランダ近くの部屋にも届けたくなるかもしれない。そんな場面ではコンパクトなSoundTouch 10の「2台づかい」が大活躍する。

そしてSoundTouch 10の「2台づかい」には、もう1つ大きな使い道がある。それぞれを左右チャンネルに振り分けたステレオ再生だ。シンプルかつカジュアルに使用できることに加え、定位の追い込みといった使いこなしが行える。本格的なリスニングにも十分な実力を発揮するのは、こだわり派にも本機をオススメできるポイントだ。

シーンにあったチョイスで高品位サウンドを楽しむ

最後に3つのSoundTouchシリーズ、それぞれの音のインプレッションを紹介しておこう。ふだんCDからリッピングしたり、音楽配信サイトからダウンロードした音楽ファイルはNASに貯めているという方は、SoundTouchアプリからホームネットワーク経由で音源にアクセスしてストリーミング再生が楽しめる。ワイヤレス伝送時に圧縮をかけてしまうBluetooth再生に対して、Apple LosslessやFLACなどロスレス圧縮(最大48kHz/16bit対応)の音楽ファイルを高音質なまま再生できるところもWi-Fiスピーカーならではの魅力だ。
 
Wave SoundTouch music system IVはとても解像度が高く、分離のよいサウンドを特徴としている。中高域の伸びが鮮やかで、人の声を再生すると清涼感あふれる余韻が残る。音場の見晴らしが広く、書斎などプライベートルームや寝室など、小さめの部屋にもオーケストラの雄大な情景を描けるだろう。

SoundTouch 20とSoundTouch 10は、ともにエネルギッシュでメリハリの効いたサウンドを特徴としている。音場の再現性は本体のデザインに近く、「20」は足もとが安定していて広がりもワイド。アグレッシブなジャズのピアノトリオの演奏を聴いてみたが、ある程度広さのある部屋でボリュームを上げて鳴らしてみても、音像が破綻することなく伸びやかな音楽を聴かせてくれる。

「10」のスイートスポットは「20」に比べるともう少しニアフィールド側にあるが、それがぴたりとハマれば、まるで目の前でアーティストが音楽を奏でているように錯覚するほど、実在感の強いメロディが立ち上ってくる。一人暮らしの方は本機1台でメインルームを広くカバーできるキャパシティを備えている。

いまや日常の音楽リスニングに欠かせないスマホとアプリ、どちらにも好相性なSoundTouchシリーズのワイヤレススピーカーが日常の風景にいっそう豊かな彩りを加えてくれるはずだ。

(特別企画 協力:ボーズ)

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE