HOME > レビュー > ハイレゾってこんなに簡単だ! 山之内 正氏がやさしく教える基礎知識と再生方法

集中連載「ハイレゾ聴き方ガイド<第1回>

ハイレゾってこんなに簡単だ! 山之内 正氏がやさしく教える基礎知識と再生方法

公開日 2015/09/15 10:00 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

「このコンポ、SC-PMX100は非常に多機能で、ハイレゾ関連だけでも3つの再生方法に対応しています。1つ目はもっともシンプルな方法で、USBメモリーに入れたハイレゾ音源を直接再生する方法。2つ目はパソコンとUSBケーブルで接続して再生する、いわゆるUSB-DAC機能を利用する方法。そして3つ目は、NASなどに入れた音源を再生するネットワークオーディオという方法です」。

「SC-PMX100は非常に多機能ですが、ハイレゾ再生には大きく3つの方法があります」と山之内氏

今回のセミナーでは、パナソニックの超軽量ノートPC “レッツノート”「RZ4」を用意。山之内氏が紹介した3つの方法を、実際にレッツノートで操作しながら、読者のみなさんに体験してもらいました。

あっけないほどかんたんなUSBメモリー再生

まずは音源をダウンロードするところからスタートします。セミナーではハイレゾ音源サイト「e-onkyo music」を例に、山之内氏が音楽配信サイトの使い方を紹介。参加者のみなさんに、サイトを閲覧しながらダウンロードしたい楽曲を選んでもらいました。

レッツノート「RZ4」を使ってe-onkyoから楽曲をダウンロード

山之内氏と一緒に楽曲選びを行う


山之内氏に積極的に質問する方も多くいらっしゃいました

「たくさんの楽曲があるんですね」。思わず顔がほころぶ方も
「どの曲にしようかな…」と楽しそうな顔で悩む方や、「どんな楽曲がハイレゾらしさを味わえますか?」と山之内氏に質問する方も。これに対して山之内氏は「そうですね…。たとえば古いジャズなどはどうでしょう。アナログマスターから直接ハイレゾ化されているものも多いので、良い音のものが多いです」とアドバイスするなど、和気あいあいとした雰囲気でイベントは進行しました。

さてUSBメモリー再生では、ダウンロードした音源をまずはUSBメモリーにコピーします。とはいっても、PCのUSB端子にメモリーを挿し、ダウンロードした音源をドラッグ&ドロップするだけ。今回は1曲だったので、ものの数秒でコピーが完了しました。

続いて、USBメモリーをSC-PMX100のフロントに用意されたUSB-A端子に挿します。そして再生ボタンを押すと、すぐに先ほどダウンロードされた楽曲が再生開始され、セミナー会場をPMX100のデジタルアンプ「LincsD-Amp III」が増幅したハイレゾ音源が満たします。

当編集部員のオーディオ担当がアドバイスする場面も

データをコピーしたUSBメモリーを本体前面のUSB端子に挿入。たったこれだけで準備は完了!

あっけないほど簡単に音が出てきたことに、「たったこれだけで再生できるんですね!」と、USBメモリーを挿した方も驚きの様子。ハイレゾ再生が思ったよりかんたんに行えることをご理解頂けたようです。

次ページコンポの近くにPCを置くならUSB-DACがおすすめ

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE