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【特別企画】「プレミアム4K」アピールの根拠とは?

東芝「4Kレグザ Z9X」の高画質化ポイントを徹底解説

公開日 2014/06/09 11:00 折原一也
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■画質ファーストインプレッション − 「画質ポテンシャルはすぐに実感できる」

詳しい視聴レビューは次回以降に譲るが、本稿でも本機を体験してみての感想を少しだけ紹介しておこう。その画質ポテンシャルは「直下型広色域LED採用4Kダイレクトピュアカラーパネル」を体験すれば、すぐに実感できる。同社が用意した4Kデモ映像だけでなく、デジタル放送の視聴でも目に見える画質のインパクトとして伝わってくるのだ。

「シネマモード」の画質についても、広色域が活かされており、深みある豊かな色再現性に目を奪われる。特に映画ソースについてはDCIという見本となるカラーがあるだけに、”赤”の純度が増して見え、実に映画らしい画になる。広色域化と聞くと鮮やかで不自然な発色になるんじゃないかと不安を抱く人も多いかもしれないが、一度そんな先入観を捨てて本機の高画質を体験してみてほしい。

最後になるが、40型での4K対応モデル「40J9X」についても言及しておきたい。40型という薄型テレビとして手頃な大きさで、4Kとしての画質チューニングが行われたモデルが発売されることを大いに歓迎したい。40型となればPCモニタのようにデスク上に設置して画質検証も行えるサイズ感だし、PCモニターとしても許容範囲なのでYouTubeに続々公開されている4K映像を視聴する際にも手頃な選択肢になるだろう。

40J9X

さて、レグザZ9Xの実機では、筆者達の普段視聴しているBDソフトからどれだけのクオリティが引き出されるのか。次回から検証していこう。

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