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ケンウッド「CLX-80」を聴く ー 多機能かつスタイリッシュなワンボックスオーディオ

公開日 2013/12/10 10:00 高橋敦
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Bluetooth、Lightningドック、iPodデジタル接続、USBメモリー、SDカード、そしてCDにも対応する、多機能かつスタイリッシュなワンボックスが、ケンウッドの「CLX-80」だ。

CLX-80

とにもかくにも対応する音源ソースの多さが特長で、使いこなしの幅が広い。例えば普段はiPhoneをBluetoothワイヤレス接続で使い、iPhoneのバッテリーが減ってきていたらドックに接続して充電しながら再生。CDを買ってきたらまずはそのままCD再生。特に良く聴く曲はCDからSDカードにダビングしていつでもディスクレスで再生できるようにスタンバイ。そんなように様々な使い方、聴き方ができるシステムだ。

音質に関わるところでは、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換することなく最終出力までデジタルで処理する「フルデジタルアンプ」、気密性と剛性を高めて豊かな低音再生を実現する左右独立スピーカーボックスといったところがポイント。

なおカラーバリエーションはブルー、ホワイト、レッドの3色を用意する。

実際の音質は、素晴らしく良好というほどではないが、現状パソコンやスマートフォンの内蔵スピーカーで音楽を聴いている方からすれば、もちろん圧倒的なグレードアップになる。アタック感に優れていてざっくりとしたキレ味があるので、特にロックの暴れる迫力などはなかなかのものだ。

またプリセットイコライザーのFLAT/POP/CLASSIC/ROCK/JAZZ/GAMEの選択、低音を強調するD-BASSのOFF〜10までの調整によって、音質調整の幅もなかなか広い。

そのプリセットはジャンル名にとらわれず、実際に聴いて好みのものを選ぶのがおすすめだ。例えば筆者の場合はCLASSICの自然な厚みが好みで、ロックを聴く場合にもそれがフィットすると感じた。

繰り返しになるが、とにかく使いこなしの幅の広さが特長。使いこなし方をあれこれ考えてからこれを選ぶもよし、どういう使い方をすることになるかわからないからとりあえず多機能なこれを選んでおくのもよし、だ。

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