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最新のDSD再生対応プレーヤーと組み合わせて試聴

【レビュー】バッファローのオーディオ専用NAS「LS421D」を聴く

公開日 2013/07/29 10:00 山之内 正
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■待望のDSD対応オーディオ用NASの実力を検証

バッファローから待望のオーディオ用NAS“LinkStation”「LS421D」が登場した。これまではパソコン用のNASを組み合わせるか、桁違いに高額なオーディオ専用設計のミュージックサーバーを選ぶしか方法がなかったので、本機の登場を歓迎する音楽ファンは少なくないはずだ。

“LinkStation”「LS421D」(HDD 2TB×2)。価格はオープン(想定実売価格74,800円前後)

本機は家庭用NASとしては標準的なサイズの筐体に容量2TBの3.5インチドライブを2基搭載し、容量は4TBを確保。ただし、出荷状態でRAID 1構成を設定済みなので実効容量は2TB未満になるが、ミラーリングによって音楽データを安全に保存できるメリットは大きい。

同じくバッファローの一般用NAS「LS-VL」と並べたところ。音質も比較した。

オーディオ用NASをうたう根拠はもちろんそれだけではない。たとえばDLNAサーバーソフトとしてTwonky Media Server 7.1のプレミアム仕様を内蔵し、DSDファイルの配信をサポートした。

PC上で開いた「Twonky Media Server 7.1」のライブラリー画面。サーバーソフトであるTwonkyがDSD対応を果たしたことにより、ネットワーク経由でのDSD配信が可能となった

旧モデルに搭載されていた従来の「Twonky Media Server」のライブラリー画面。最新版と異なり、あっさりとした画面構成

これは世界初の快挙で、パイオニアの最新AVアンプやスフォルツァートのDSP-03など、DSD対応製品との組み合わせによって、ネイティブDSDファイルのネットワーク再生を実現する。DSD音源の再生は今回の試聴のメインテーマの一つだ。

次ページ仕様や初期設定もオーディオ専用に特化

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