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フルセグ受信・再生のクオリティをチェック

【レビュー】ドコモのフルセグ対応スマートフォン「ARROWS NX F-06E」を試す

公開日 2013/06/07 19:27 渡辺憲二
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ネットワーク系の機能はDLNA/DTCP-IPに対応。リモートアクセスに対応するNASに保存した動画の再生や、BDレコーダーで録画したデジタル放送の番組をハイビジョンでストリーミング再生したり、現在視聴中の番組が最大720p画質でライブストリーミング再生できる。なお、本機で録画したワンセグ番組をDLNA配信することはできない。


DTCP+に対応する「DiXiM Player」アプリをプリインストールしている
本体にはDTCP+に対応する「DiXiM Player」アプリがプリインストールされている。なお、I-Oデータから発売されたNAS「RECBOX +REMOTE」などと組み合わせれば、RECBOXに録画したデジタル放送番組も、外出先からインターネット経由で視聴できる。RECBOX +REMOTEには利用するインターネット回線の状況にあわせて映像サイズを最適化するトランスコード機能が搭載されているので、DRモードや高画質なAVCモードで録画したデータサイズの大きな番組もモバイルデバイスで快適に視聴できる。「RECBOX +REMOTE」と「ARROWS NX F-06E」の組み合わせによるDTCP+再生の使い勝手については、後日、海上忍氏によるレポートを掲載予定だ。


■“2トップ”にはないフルセグ対応の魅力

今回は「ARROWS NX F-06E」のフルセグ機能を中心にテストを行ったが、5.2インチのフルHD画面で高精細なフルセグ映像が見られるメリットを十分に実感することができた。ただ、やはり電波を快適に受信できる環境は限られてしまう。移動中はワンセグをみながらニュースやスポーツ中継の最新情報をピックアップし、自宅や外出先で良好な電波環境の場所を見つけたらフルセグを観る、という使い方になるだろう。

スマートフォンとしての使い勝手についても、タッチパネルのレスポンスがよく、スリムな本体や「スライドディスプレイ機能」によって、5.2インチという大きさを感じさせない。13年夏モデルの“2トップ”としてドコモがプッシュしている「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia A SO-04E」にはないフルセグ機能を備えながら、負けず劣らない多機能性と使い勝手を実現した、選ぶ価値のあるスマートフォンだ。

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