HOME > ニュース > 2021年、日本で最も使われた動画配信サービスは「Netflix」。最大の成長株は「ディズニープラス」

GEM Partnersが市場規模推計・市場5年間予測レポートを発表

2021年、日本で最も使われた動画配信サービスは「Netflix」。最大の成長株は「ディズニープラス」

公開日 2022/02/18 15:47 編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
GEM Partnersは、2021年の動画配信(VOD)市場規模推計と、その後2026年までの市場規模を3つのシナリオで予測した「動画配信(VOD)市場5年間予測(2022-2026年)レポート」を本日2月18日に発行した。

GEM Partnersによる調査結果

同社が過去実施した「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」の結果などを基に、定額制動画配信(SVOD)/レンタル型動画配信(TVOD)/動画配信販売(EST)を合わせた2021年の動画配信市場全体の規模について推計したところ、前年比19.0%増の4,614億円という結果になった。

うちSVOD市場では、前年に引き続き多くのサービスが規模を拡大。市場規模は前年比19.9%増の3,862億円になったと推計されている。中でも最大のシェアを占めるのがNetflixで、全体の23.1%(前年比+3.1pt)を獲得。2019年、2020年に続き3年連続でのトップシェアサービスと位置づけられている。

続く第2位はAmazonプライム・ビデオで12.0%(前年比-1.0pt)、第3位はU-NEXTで11.5%(前年比0.1pt)。一方、シェア拡大率ではディズニープラスが特に目覚ましく、2020年は3.9%だったところ、2021年は6.0%へと伸長。推計売上は前年比86%増となったほか、シェアランクも8位から6位へと上昇している。

また同社では、消費者調査の結果、日本と米国の動画配信のこれまでの普及実績、また新型コロナウイルスの流行の影響をどこまで加味するかを踏まえ、2026年までの動画配信市場全体の成長スピードを「ベース」「楽観」「悲観」の3つのシナリオで試算したという。

うち「ベース」シナリオでは、現状の日本の動画配信市場の成長スピードがコロナ流行前の米国と同程度で鈍化していくとの仮定に基づき、2021年から2026年にかけて年平均9.4%で成長、2026年には7,241億円まで拡大すると予想。BD・DVD市場は今後も縮小が見込まれる一方、動画配信市場がそれを上回るペースで拡大するため、両者をあわせた市場全体規模は2026年にむけて年平均成長率4.9%で拡大する、との見通しを述べている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック