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10月22日から期間限定上映

国内で一貫制作したDTS:X映画が上映決定。第一弾は『えんとつ町のプペル』

2021/10/04 編集部:伴 修二郎
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dts Japanは、日本国内で一貫して制作された初の「DTS:X」版作品の公開を発表。第一弾として、DTS:X版『えんとつ町のプペル』を10月22日から期間限定で上映する。

初の国内制作DTS:X版となる『えんとつ町のプペル』を公開決定

DTS:Xは、臨場感あふれるサラウンド音響を実現するシネマ向けの立体音響フォーマット。これまで日本ではDTS:X版の制作環境がなく、国内上映されていたDTS:X版は、全て洋画作品や海外で制作されたDCPによるものだった。しかし、今年6月に日本初となるDTS:XのサウンドシステムをIMAGICAに導入するとともに、シネマ向けのDTS:X制作ツールを東映デジタルセンターのダビングステージに導入することで、DTS:X版音声の国内制作が実現可能となった。

DTS:X版『えんとつ町のプペル』では音声ミックスからDCPマスタリングまで、一貫して国内で制作された初めての邦画作品となる。上映スケジュールは、兵庫県姫路市のアースシネマズにて10月22日から10月31日(リニューアル期間の10月25日から29日は除く)までを予定する。

なお、本作公開にあたり、本作の製作総指揮であるキングコング西野亮廣氏、DTS:X版のシネマミックスを手掛けた音響監督の笠松広司氏、Xperi社のコンテンツ&ストラテジー担当バイスプレジデントのローレン・二―ルセン氏よりコメントが届いてる。全文は以下の通り。

『えんとつ町のプペル』製作総指揮/原作/脚本 西野亮廣氏
スクリーンから飛び出した音が僕の横を通りすぎたり、はたまた後ろからやってきた音が僕を追い抜いてスクリーンに向かったりする度に、自分が映像に中に入ったような不思議な感覚になりました。それは、映画の在り方(作り方)を大きく変えるほどの「体験」で、試写後はしばらく興奮が止みませんでした。是非、一度、体験してみてください。いや、ホントに凄かった。。

DTS:X版『えんとつ町のプペル』シネマミックス 音響監督 笠松広司氏
今回のプペルは5.1ch版からの単なるアップコンではなく極力『DTS:Xネイティブ』としてミックスをやり直しています。5.1ch版の印象を大きく変える事なくイマーシブオーディオを使用した ”えんとつ町の雰囲気” や ”スピード感のある映像” に、より追従したDTS:X仕様になっていますので是非お楽しみ頂ければと思います。

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