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従来モデルより小型化

DJI、飛行性能を向上させたプロ用途向け大型ドローン「Matrice 600 Pro」

2016/11/14 編集部:川田菜月
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DJI JAPAN(株)は、プロフェッショナル向け大型ドローン「Matrice 600 Pro」を発売する。直販サイトでの価格は593,800円(税込)。

Matrice 600 Pro

Matrice 600 Proでは、飛行性能の向上と積載量の拡大を実現。同社は「空撮のプロカメラマンや業務用ユーザー向けの、DJIの最も進化したプラットフォーム」だとしている。

同社のZenmuseカメラとジンバルシリーズ、Ronin-MX、DJI Focusと互換性があり、積載量は最大6kgまで対応。マイクロフォーサーズシステムからRED EPICまでの幅広いカメラでの撮影が可能とのこと。

フライトコントローラーは「A3 Pro」を搭載。三重に冗長化されたモジュールと診断アルゴリズムを採用しており、3組のGNSSユニットから送られるセンサーデータを比較検証することで、全体の安全性を高めつつ正確な飛行制御を実現するとのこと。

フライトコントローラー「A3 Pro」

D-RTK GNSSとの互換性から磁気干渉に耐性があり、産業用途に向いたcm単位での精度が得られるとしている。

また、新たに防振ボールをフライトコントローラーのIMUモジュールと主要なコントローラーに追加し、揺れの吸収やノイズの低減を図っている。

アームやアンテナがあらかじめ取り付けられており、セットアップ時間の短縮も実現。折りたたむと標準モデル「M600」よりも小型になるため、従来より運搬しやすいという。

搭載するE2000 Pro推進システムは防塵仕様でメンテナンス性も向上。さらにモーター自体が冷却する設計になっており、長時間でも安定した飛行を実現するとしている。飛行時間はペイロードなしで32分、ペイロード6kgで16分と従来モデルより向上。最大伝送距離は3.5kmとなる。

新たに搭載する6個のインテリジェントバッテリーは、いずれかがオンまたはオフになると残りのバッテリーも追随するシステムとなっている。飛行中は全てのバッテリーを監視し、1つに異常が発生した場合でも安全に着陸するとのこと。またバッテリーを同時充電できる充電ハブを同梱しており、全体の充電時間の短縮が可能。

同梱物

外形寸法は1668W×1518H×727Dmm(プロペラ、フレームアーム、GPS マウントを広げた状態、ランディングギアを含む)、質量はTB47S バッテリー6個含めて9.5kg。

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