DJI、カメラとディスプレイが分離する小型軽量のウェアラブルカメラ「Osmo Nano」

DJIは、52gの軽量・コンパクトを実現したカメラ本体と、ディスプレイを備えた多機能ビジョンドックが分離するウェアラブルカメラ「Osmo Nano」を9月23日（火）に発売した。価格は、内蔵ストレージ64GBのモデルが43,890円、128GBのモデルが48,730円（いずれも税込）。

絞りf/2.8のレンズを備えたカメラ本体は、57.3W×29.5H×28Dmmで52gと小型軽量。マグネット設計になっている2面を利用して帽子やストラップなどに取り付け可能だ。143°の超広角で撮影できるほか、最大4K/60fpsの動画撮影と、4K/120fpsのスローモーション撮影に対応する。

1/1.3インチセンサーと高性能な画像処理プロセッサーを搭載し、2.4μmという大型のピクセルサイズと、13.5ストップのダイナミックレンジを実現。低照度環境でも優れた描写力を発揮するとアピールしている。10 bitおよびD-Log Mのカラーパフォーマンスで最大10億色を捉え、驚くほど鮮やかな映像を撮影できるとのこと。

撮影機能としては、低照度環境下でノイズ低減により画質向上が期待できる「スーパーナイトモード」、±30°までの傾きを補正して映像の水平レベルを維持する「HorizonBalancing」、ブレを効果的に低減する「RockSteady 3.0」が搭載されている。

多機能ビジョンドックは、ディスプレイ画面、リモート撮影トリガー、充電ステーション、高速ファイル転送ステーションとして機能する。Osmo Nano本体は水深10mまでの防水性能を備えているが、多機能ビジョンドックとの組み合わせではIPX4の防滴性能となる。

バッテリー性能は、Osmo Nano本体の1080p/24fps（16：9）撮影時で約90分、多機能ビジョンドック併用で約200分。多機能ビジョンドックは20分でカメラ本体のバッテリーを約80％まで充電する急速充電に対応する。

本体にはマイク2基を搭載し、ステレオ録音に対応。同社が展開するエコシステムOsmoAudioによりマイクを直接接続し、2台のDJIマイクトランスミッターまで対応。高品質なサウンドで録音できる。