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被写体としてジオラマを新設、ゲーミングコーナーも進化

ソニーストア銀座、製品を手に取って試せる“体験型ストア”へリニューアル。担当者に意気込みを訊く

公開日 2025/08/20 16:00 編集部:松原ひな子
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ソニーストア銀座は、店内のカメラコーナーおよびゲーミングコーナーを一新し、本日8月20日にリニューアルオープンした。本稿では、一般公開に先立ち行われたメディア内覧会でのようすを、店内写真や担当者のコメントとともにレポートする。

イメージング/イベント/撮影体験/モバイル/PC/海外モデルコーナーを展開する新4Fフロア

製品を実際に手に取って試せる「体験型店舗」へ。進化したカメラ/ゲーミングコーナーの模様をレポート

ソニーストア銀座は、東京・銀座にあるGINZA PLACEの4 – 6Fフロアに所在しているブランド直営店。今回は4Fと5Fの展示内容がリニューアルされており、「製品を売り場で実際に手に取って使ってみる」ということを突き詰め、より深い体験が可能な店舗へと一新したとアピールする。

リニューアルしたソニーストア銀座を案内してくれたソニーストア銀座 店長の宮崎千夏氏

注目のトピックは4Fカメラコーナーの刷新。デジタル一眼カメラ “αシリーズ” の本体、各種レンズを実際に試すことができ、現行ラインナップ全283種のアイテムを自由に選んで撮影できる。

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現行ラインナップ全283種のアイテムを自由に選んで撮影できる
もちろんガラスケースにディスプレイされているものも試用可能

よりカメラの使用感がつかみやすくなるようにと、約1.5m角ほどの大きなジオラマを被写体コーナーとして新設。建物、人、動物などが配置されているのに加えて、くるくる回転するメリーゴーランドや観覧車も用意され、動きのある被写体の撮影を試すこともできる。

ソニーストア銀座 店長の宮崎千夏氏(以下、宮崎氏)はこの被写体コーナーについて、「これまで店頭でのご案内が難しかった、『いろんなものを撮ってみたい』というお客様の声にお応えしたもの。店内でカメラ本体やレンズを比較して試せますので、よりご希望に沿うものを選んでいただきやすくなりました」と教えてくれた。

店内に被写体として撮影できるおおよそ1.5m角ほどのジオラマを新設。今後もオブジェクトを増やしていく予定とのこと

物撮りコーナーも新設。カットの入ったガラス製品やラメ入りのモールなど、比較的撮影の難しい被写体を用意したという

カメラ本体とレンズをはじめ、三脚、ライト、ボックスなどの周辺アクセサリー、さらに編集用のソフトウェアがセッティングされている

さらに、新たな体験型撮影スペースとして、ライトなどの周辺機材を揃え、インタビューやポートレートの撮影など実際のユースケースに近い環境を整えた「Shooting Studio」を展開。

モニタリング/マルチカメラ運用時に便利なソフトウェア「Monitor & Control」を用意するほか、編集コーナーでは撮影した素材をその場でタイムラインに流したり、カラーグレーディング、動画編集も体験できる。

「Shooting Studio」のようす。背景の壁紙は変更も可能

編集だけでなく配信も可能とのこと

ほか従来のイベントスペースは「Creative Base」と名称を改め、これまで行ってきたトークショー/体験会/写真展などの開催はもちろん、発表や交流の会場として用いたり、ワーキングスペースにしたりなど、クリエイターが自由に活用できる場として新たに展開していくという。なお、Creative Baseは事前の貸し出しも受け付けている。

「クリエイターの方にご活用いただくのはもちろん、たとえばShooting Studioではファミリー層のお客様向けに家族写真の撮影イベントをやってみたいと考えていますし、学生さんやプロのクリエイターさん、ファミリーの方など、さまざまなお客様の交流の場になるよう進化させていきたいと思っております」(宮崎氏)

「Creative Base」は事前の貸し出しも受け付けている。内覧会当日はプレゼンスペースとして活用されていた

続いて5Fは、テレビ/サウンドバー/ホームシアターシステムなどのオーディオビジュアル、ヘッドホン/ウォークマン/ワイヤレススピーカーなどのポータブルオーディオ、さらにINZONEブランドのモニター/ヘッドセットを採用したゲーミングコーナー、ソニーグループのコンテンツを楽しめるエンターテイメントシアター「SHIKAKU」などが展開されている。

5Fはテレビ&ホームシアター/オーディオ/ゲーミング/aiboコーナーに加えて、エンターテインメントシアター「SHIKAKU」と、シアタールームを用意

バラエティ豊かな製品が揃うフロアとなっており、エンターテイメントを軸に、同じフロア内でさまざまなスタイルやシチュエーションを網羅する構成へと再編成された。

「たとえばヘッドホンを試しに来店された方がブラビアの映像美に驚いて『あ、ちょっとテレビ欲しくなっちゃったな』とか、ソニーブランドの製品やコンテンツの良さをご体感いただいて、さらにファンになっていく。そんな繋がりを生むことできたらと考えております」(宮崎氏)

ブラビア2025年度モデル各種を展示。ホームシアターシステムやサウンドバーと組み合わせることもできる

ポータブルオーディオ製品も充実。オープンイヤー型イヤホン「LinkBuds Fit」のソニーストア限定「初音ミク」コラボレーションモデルも

また、ゲーミングコーナーではINZONE(インゾーン)ブランドのゲーミングモニターを複数台用意し、オンラインおよびオフラインでの対戦、配信、大会などにも対応可能なコーナーへとリニューアルされていた。リニューアル当初は『モンスターハンターワイルズ』や『ストリートファイター6』などが楽しめる模様。予約不要で、入退場フリーとなっている。

ゲーミングコーナーもリニューアル。プレイブースは計9席を用意
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INZONEのヘッドセットや完全ワイヤレスイヤホンも体験できる
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コーナー奥にある85型モニターで観戦も可能

「直営店ならではの魅力を詰め込んだ」。リニューアルコンセプトや意気込みを語る

メディア向け内覧会では、カスタマーエンゲージメント本部 本部長の新宮俊一氏(以下、新宮氏)が登壇し、本リニューアルのコンセプトや意気込みについて語った。

カスタマーエンゲージメント本部 本部長の新宮俊一氏

リニューアルのキーワードは “体験” と “共感”。製品を実際に手に取って試すことができるだけでなく、周辺機器やソフトウェアまで一貫して体験できる店内構成へリニューアルを行ったという。

加えて、直営店最大の特徴にスタイリスト(販売員)の存在を挙げ、スタイリストが来場者とコミュニケーションを取ることで共感を得て、より要望や目的に添う提案を行うことができるとアピールした。なお、来店時に希望するスタイリストの指名も可能とのこと。

「製品を活用することで、期待する成果を最大限に感じていただけるかという点を大事にしています。そのために、お客様の理想のライフスタイルに向かって、一緒に寄り添ってスタイリングしていく。さらにはお客様同士にも交流をしていただいて、もっともっと繋がり続けるような活動が生まれる拠点となることを期待しています」(新宮氏)

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さまざまなニーズに応えられるよう個性溢れるスタイリストが勢揃い。野球好きなど “推し” を持つスタイリストもたくさんいるそう。来店時の指名も可能

なお、今回は全国のソニーストア5店舗のうち、銀座および福岡天神の2店舗がリニューアルされた。残りの3店舗についても、本リニューアルオープン後に来場者からフィードバックを集めつつ、順次リニューアルしていく予定としていた。

店舗概要

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ソニーストア 銀座

東京都中央区銀座5-8-1 GINZA PLACE 4-6階フロア
営業時間:11時00分 – 19時00分

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