Bose、イヤーカフ型イヤホン2機種。スポーツ向け「Sport Open Earbuds」と新フラグシップ「Ultra Open Earbuds」
Boseは、オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンの新製品として、スポーツ用途を想定した「Bose Sport Open Earbuds」と、フラグシップモデル「Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)」を発表した。
いずれも9月18日より予約受付を開始し、10月1日(木)に発売する。価格はSport Open Earbudsが29,700円(税込)、Ultra Open Earbuds(第2世代)が39,600円(税込)。
両モデルとも、耳をふさがないオープンイヤー構造と独自の「Bose OpenAudioテクノロジー」を採用。周囲の交通音やアナウンス、会話などを聞き取りながら、耳元へ音楽を届ける設計となっている。
両モデルの中核となるのが「Bose OpenAudioテクノロジー」。トランスデューサーと精密に制御した音響構造を組み合わせることで、オープン構造ながら音漏れを抑えつつ、ユーザーの耳元へ音を正確に届けることを狙う。
さらに「Bose SoundDesign」によるデジタル信号処理を組み合わせ、明瞭さと深みのある低域を両立するとアピール。
骨伝導方式とは異なり、頭部を振動させるのではなく、耳の近くから空気を介して音を伝える方式を採用。そのため頭部へ強く密着させる必要がなく、圧迫感を抑えた装着感も特徴だと同社は説明している。
通話機能では、AIで強化した独自の音声分離技術「Bose SpeechClarity」を両モデルに搭載。
各イヤホンに備える専用マイクと音声ピックアップユニットを連携させ、周囲の雑音からユーザーの声を分離。その際も、声のトーンや自然な質感を維持するよう設計したという。
交通量の多い道路や混雑した駅、屋外でのランニング時などでも、周囲の状況を把握しながらクリアな通話が行えるとしている。
「Sport Open Earbuds」はスポーツ向け。Cアーム型で安定性を追求
Sport Open Earbudsは、ランニングやフィットネス、アウトドアなど、身体を大きく動かすシーンを想定したモデル。カラーはブラック、ホワイト、ユーカリグリーンの3色を用意する。
耳の外側を包み込むCアーム型のカフ部分には、弾力性のあるシリコン素材を採用。軽量かつ柔軟な構造とすることで、頭を激しく振ったり側転したりといった動きでもずれにくいフィット感を追求した。
また、筐体には耐久性を意識したシリコン構造を採用し、汗や雨だけでなく、屋外使用で付着した泥や汚れも拭き取りやすくしている。
操作系には、表面に凹凸を設けた物理ボタンを採用。指が汗ばんでいるワークアウト中でも、音楽再生や通話、音量調整などを操作しやすい設計としている。
音響部には専用設計のダイナミックドライバーを搭載。周囲の環境ノイズに応じて再生音量を自動調整する「自動音量調節」にも対応する。
たとえばランニング中に静かな道から交通量の多い道路へ移動した場合でも、ユーザーがその都度操作することなく、コンテンツを聞き取りやすい音量へ自動調整するという。
バッテリー駆動時間はイヤホン単体で最大7時間。充電ケースにはさらに最大22時間分の充電容量を備え、ケース自体もワイヤレス充電に対応する。イヤホンの充電時間は約1時間。
ケースはポケットへ収納しやすいよう薄型設計にしており、自立にも対応。蓋は半透明で、表面に質感を持たせたデザインとしている。
イヤホン単体のサイズは約25W×20H×27.9Dmm、質量は片側約10g。また、IP54等級の防塵・防滴性能を備えている。
「Ultra Open Earbuds(第2世代)」はドライバーを刷新
Ultra Open Earbuds(第2世代)は、初代Ultra Open Earbudsで採用した、耳の側面を挟むように装着するカフ型のフォームファクターを継承したフラグシップモデル。
新設計ドライバーを搭載することで、第1世代モデルと比べてより深みのある低音と、より高い最大音量を実現したという。
カラーはブラック、ホワイトスモーク、スカイピンク、チェリーチョコレート、オリーブグリーンを展開。うちチェリーチョコレートとオリーブグリーンは数量限定カラーとなる。
フィット部分には調節可能なフレックスジョイントを採用。耳の形状に沿ってカーブすることで、長時間でも安定した装着感を狙う。外観もアップデートされ、メタリックキャップに面取り加工を施すなど、より洗練されたデザインに仕上げた。
また、新たに「シネマモード」を搭載。Bose TrueSpatialテクノロジーを活用し、動画コンテンツやポッドキャストなどで、セリフを明瞭かつ中央に定位させながら、その周囲に広がる没入感のあるサウンドステージを生成する機能だ。
オープンイヤー構造ならではの開放感を生かしつつ、映画や動画コンテンツでも、より立体的なサウンドを楽しめるようにしたという。本モデルも上記のSport Open Earbudsと同様、自動音量調節やSpeechClarityに対応する。
連続再生時間は最大9時間。再設計した充電ケースには、さらに最大19.5時間分の充電容量を備える。
ケースは初代からデザインを見直し、自立できるようになったほか、新たにワイヤレス充電にも対応した。
イヤホン単体のサイズは約17.7W×18.9H×27.7Dmm、質量は片側約10g。また、防滴性能はIPX4。
両モデルともBluetooth Core 5.4を採用し、2台のデバイスを接続して切り替えられるマルチポイント接続に対応。
共通コーデックはSBC/AACで、Android端末とのペアリングを容易にするGoogle Fast Pairもサポートする。
Ultra Open Earbuds(第2世代)はさらに、Snapdragon SoundおよびaptX Adaptiveに対応。対応するAndroidデバイスとの組み合わせでは、高音質化や低遅延、接続安定性の向上を図れる。Bluetooth接続範囲は、Ultra Open Earbuds(第2世代)が約9mとしている。
発売後にはファームウェアアップデートも予定されており、両製品に「Google Find Hub」とApple Musicのショートカット機能を追加する。
Google Find Hubでは紛失したイヤホンの位置を探すことができ、Apple Musicショートカットでは、設定した操作からお気に入りのプレイリストを素早く再開できるようになる。
このほかSpotify Tapや、スマートフォン標準の音声アシスタントを呼び出すショートカットにも対応。
Ultra Open Earbudsでは、Boseイマーシブオーディオの切り替えもショートカットへ割り当てられる。「ボーズアプリ」からは3バンドEQや自動音量調節、ショートカットなどを設定できるほか、Bluetooth機器の管理やファームウェアアップデートも行える。


