ハイセンス、輝度向上したMini LED液晶テレビ「U8S」。AIで画質を音声操作も進化
ハイセンスは、Mini LED液晶テレビのハイグレードクラス “U8Sシリーズ” を5月25日に発売する。価格は全てオープン、ラインナップと税込の市場想定価格は下記のとおり。
<U8Sシリーズ>
・85型「85U8S」 495,000円前後
・75型「75U8S」 363,000円前後
・65型「65U8S」 275,000円前後
・55型「55U8S」 231,000円前後
U8Sシリーズは、2025年度モデルの “U8Rシリーズ” の後継機種として登場。Mini LEDバックライトと量子ドット技術を採用した4K液晶テレビの上位機種だ。なお、2026年度は100型と50型を減らした、4サイズ展開に変更されている。
従来の直下型LEDバックライトよりも数が多く、緻密に敷き詰められたMini LEDバックライトを搭載。U8Sシリーズでは、新たに「Mini-LED Pro」とすることで、細部までメリハリのある、明るく高コントラストな映像表現を実現したとのこと。
2025年度モデル「85U8R」と最新モデル「85U8S」を比較した場合、最大輝度が25%以上向上したとアピールする。
併せて、色域拡大に寄与する量子ドット技術が採用されており、純度の高い色再現性を確保。特に緑と赤の色表現が大幅に改善できていると謳う。
Pantone認証を獲得していることもトピックであり、リアルな色彩、豊かな色合いを実現する。
表面には、「ARコート低反射広視野角パネルPro」を投入し、反射率を従来機種から28%低減するほど外光反射を抑え、明るい部屋で斜めから視聴しても色抜けのない広い視野角を確立している。
最新世代のAIエンジンとして「Hi-View AIエンジンProU」を搭載。膨大なAI演算処理を用いることで、人肌のトーンから奥行き感、被写体の動きを高精度に解析し、映像に合わせて明るさやコントラスト、色彩などを最適に描き出すことができる。加えて、Mini LEDバックライトの高精度な駆動も両立させている。
新機能「AIデプス」では、AI解析によって被写体と背景を識別し、肉眼で見ているような奥行き感と立体感のある映像処理を施せるようになった。併せて、映像のフレーム間に黒いフレームを挿入して、残像間を低減することで動きがなめらかな映像を成し得る「BFI」も追加された。
白飛びや黒潰れを抑えながら色調をきめ細かく描くことによって透明感のある質感で人肌を再現する「AI 美肌リアリティPro」の顔認識、画質が荒いネット動画で発生しやすい段差のような縞模様が表れるノイズを低減する「AIバンディングノイズ制御」といった、高画質機能もブラッシュアップされた。
超解像処理技術を用いた「AI 4Kアップコンバート」をはじめ、SDR映像でもHDRのようなダイナミックな映像で表現する「AI HDRコンバート」、スポーツコンテンツのような動きの速い映像でもカクつきなく再生する「AI クリアモーションPro」、フレームの揺れが激しい映像でも被写体を自動検知して安定した映像にする「AI フレームジャダー低減」も備える。
映像モードには「AI自動」を導入。入力信号をはじめ、再生している映像コンテンツの種類を認識して、適した映像に自動で最適化してくれるため、映画やスポーツ、ゲーム、ネット動画など、さまざまな映像の種類に合わせて適した画質チューニングを施すことが可能だ。
HDRフォーマットは、HDR10やHLGから、HDR10+やDolby Visionといった最新のHDRフォーマットをカバーする。
高音質技術には、フランスのプレミアムHi-Fiオーディオブランドの「Devialet(デビアレ)」とコラボレーションしたことにより、Devialet監修のチューニングを実現。
高音・中音・低音の三帯域がバランスよく調和し、なかでも低音は力強く迫力のあるサウンドを叶えるという。スピーカーは、最大出力60Wの2.1.2chサウンドシステム(フルレンジ×2、ウーファー×1、トップスピーカー×2)を搭載する。
高音質機能として、リモコンのマイクを用いた測定によって視聴環境に合わせた自動音場補正を可能にする「オーディオキャリブレーション」を搭載。
また、映像コンテンツに合わせて、被写体の声や音の広がり感を補正する「AIサウンド」、映像コンテンツの音量差を減らす「オートボリューム」なども採用している。
他にも、「クリア音声」「VIRフィルター」「サウンドリマスター」といった機能もカバーする。立体音響フォーマットでは、Dolby Atmosに対応する。
生成AIを搭載した新モデル群は、独自OS「VIDDA(ヴィダー)」の機能も進化。ユーザーがボイスアシスタント機能を活用してテレビに話しかけるだけで、音量調整や入力切替、動画再生までスムーズに操作でき、視聴したい映像コンテンツも、ボイスコントロールによって検索が可能だという。
生成AIを搭載したことによって、視聴している番組の内容をテレビが理解し、それに伴って関連情報の検索、ユーザーからの質問に対して受け答えすることも実行可能な「AIボイスアシスタント」が導入された。
さらに「AIエージェント」機能によって、映画視聴中にストーリーの振り返りや結末の考察を聞きたい、スポーツ番組の再生中にチームや選手の情報を知りたいといった要望にも応えられるようになった。
従来モデルから引き続き、多数のVODサービスをフォローしていることもメリットで、付属リモコンにはYouTube/Netflix/Prime Video/Disney+/TVer/hulu/U-NEXT/ABEMA/DAZN/FOD/NHK ONE/Net-Visionのダイレクトボタンも設置されている。
新機能として「AIアートギャラリー」を導入。ゴッホやモネなどの名画をはじめ、ルーブル美術館の作品、現代アーティストの作品まで、1,000点を超えるアート作品を楽しめるのも魅力だ。
ゲーム関連の機能では、165Hz対応の倍速パネル、4K/144Hz・フルHD/165Hz入力、約0.83msの応答速度、165Hz VRR可変リフレッシュレート、ALLM、「AMD FreeSync Premium」といった機能をフォローする。
「ゲーミングメニュー」も使用でき、ゲームプレイ時によく調整するバックライトや暗部ガンマの設定がしやすく、FPSゲームで活用できる「照準標準」もスムーズに操作可能。
ワイヤレス機能は、Wi-Fi 6やBluetooth、AirPlay 2やAnyview Cast機能によるスマートフォンなどからの画面シェア、スマート機能のWorks with Alexaなどに対応。
利便性の高い機能として、AIエンジンと「おまかセンサー Pro」を連携させた機能「AIエネルギー」によって、バックライトの明るさを視聴環境に合わせた自動最適化が可能であり、省エネも実現する。
新モデルは「2画面表示」も使用でき、地デジ放送と地デジ放送/BSデジタル放送/CSデジタル放送、BSデジタル放送とBSデジタル放送/CSデジタル放送、 CSデジタル放送とCSデジタル放送、AirPlayと地デジ放送/BSデジタル放送/CSデジタル放送、HDMI入力と地デジ放送/BSデジタル放送/CSデジタル放送の同時表示が可能となった。
メディア向けに開催された新製品発表会には、ハイセンスジャパン株式会社 副社長 山本一人氏が登壇。
「国内シェアが、TVS REGZAとともにグループで換算すれば2025年度の年間1位、ハイセンス単独では3位をマーク、そして2026年の第1四半期は、ハイセンス調べになるが単独で国内シェア2位を獲得できた」とコメント。
「引き続き販売代位数を上げていき、年間通して国内シェア2位を確保できるよう頑張っていきたい」と、今後について決意を表明した。
