RODE、スマホとカメラ両方に対応する「ワイヤレスマイクロ カメラキット」
銀一(株)は、同社取り扱いブランドRODE Microphones(ロードマイクロフォンズ)から、カメラおよびスマートフォンに対応するワイヤレスマイクシステム「ワイヤレスマイクロ カメラキット」を、12月23日(火)に発売する。販売価格は29,700円(税込)。
本製品は、同社のポケットサイズのワイヤレスマイク「ワイヤレスマイクロ USB-C」をベースに、カメラ収録にも対応できる構成へと拡張したモデル。キットには高音質マイクを内蔵した送信機2台と、USB-C端子を備えるスマートフォン用受信機、3.5mm TRS出力のカメラ用受信機が同梱されるほか、専用充電ケース、3.5mm TRS - TRSケーブル、USB-C - USB-Cケーブル、ファーウインドシールドとマグネットアタッチメントが付属。
マイク内蔵の送信機は外形寸法約20W×17H×40Dmm、質量12g(マグネット装着時18g)で、防滴仕様を採用。ケースから取り出すと自動で電源が入り、受信機と即座にペアリングされるため、迅速に収録を開始できる点をアピールポイントとする。
クリップに加えマグネットアタッチメントも付属し、衣服や装着位置を選ばず取り付けられる。バッテリー駆動時間は送信機単体で最大7時間、専用チャージングケース併用時には最大21時間に対応する。
マイクは無指向性で、周波数特性は20Hz-20kHz、最大入力音圧は135dB SPL、等価雑音レベルは21dBA、S/Nは73dB。48kHz/24bitでの収録に対応し、見通し環境での伝送距離は約100m。
特許出願中のマイク構造により、風切り音や破裂音の低減を図っているほか、入力ゲインを自動調整するゲインアシスト機能を搭載し、設定作業を簡略化している。送受信周波数は2.4GHz帯を使用する。
スマートフォン用受信機はUSB-C接続に対応し、外形寸法は約24W×9H×44Dmm、質量約6gと小型設計となっている。一方、カメラ用受信機は外形寸法約45W×28H×D17mm、質量約19.3gで、1.1型のAMOLEDディスプレイを搭載。バッテリー残量や設定状態を確認しながら、本体操作で出力ゲインやマージ/スプリットモードの切り替えが行える。
さらに、iOS向けアプリ「RODE Capture」との連携により、デュアルカメラ撮影や音声設定の一元管理にも対応。出力レベル調整やノイズリダクション設定、LED表示の制御も可能だ。また、Bluetoothを利用して送信機をiOSデバイスに直接接続する「ダイレクトコネクト」機能も利用でき、受信機を介さない収録が可能となっている。



