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2026年から

ゼンハイザー、弟・アンドレアス氏の単独CEO体制に。共同CEOの兄・ダニエル氏は会長へ

公開日 2025/10/28 13:15 編集部:太田良司
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ゼンハイザーは、共同CEOとしてゼンハイザーグループを率いてきたダニエル・ゼンハイザー(Daniel Sennheiser)氏が2026年1月1日に取締役会会長へ移り、同じく共同CEOであり彼の弟でもあるアンドレアス・ゼンハイザー博士(Andreas Sennheiser)が単独のCEOとして事業を総括すると発表した。

ダニエル・ゼンハイザー氏

ダニエル・ゼンハイザー氏は、12年間にわたり共同CEOとしてゼンハイザーグループを率いてきたが、上記の通り2026年1月1日付で取締役会会長に就任する。共にCEOを務めてきたアンドレアス・ゼンハイザー博士は、引き続きCEOとして家族経営企業の事業運営をリードし、両名はグループ内で異なる役割を担うとのこと。

ダニエル・ゼンハイザー氏(左)/アンドレアス・ゼンハイザー氏(右)

新たな役職において、ダニエル・ゼンハイザー氏はゼンハイザーグループの戦略面における指揮に注力する。

ダニエル・ゼンハイザー氏は「取締役会に加わることによって、私は会社の長期的な発展と、主要顧客との関係を継続的に強化することに、より一層集中していきます。私はCEOとしての役割を担う弟のアンドレアス、そして現在のエグゼクティブ・マネジメント・ボードと引き続き緊密に協力していきます」とコメントしている。

アンドレアス・ゼンハイザー氏はCEOとして会社を引き続きリードし、エグゼクティブ・マネジメント・ボードと共に事業運営を管理するとのこと。「この新たな体制により、日々の業務と戦略的先見性を結びつけることが可能になり、これはゼンハイザーグループの将来の成功にとって極めて重要なことです」とコメントしている。

また、「私たちの信頼関係と互いを補い合う視点で、10年以上にわたり共同CEOとして会社を成功に導くことができました。これは今後の協働においても引き続き基盤となるでしょう」と両名はコメント。ゼンハイザーグループの持続的で独立した成長を推進し、オーディオの未来を築くという共通の目標を引き続き追求するとしている。

現在の取締役会会長であるアンドレアス・ドルンブラハト(Andreas Dornbracht)氏は、会長職を退いたあとも引き続き取締役会のメンバーに残り、他の取締役会メンバーとともに活動を続ける。

なお、取締役会にはアンドレアス・ドルンブラハト氏のほか、イリス・エップル=リギ(Iris Epple-Righi)氏、ステファン・プレンツ(Stephan Plenz)氏、そして名誉会員としてヨルグ・ゼンハイザー(Jörg Sennheiser)教授博士が名を連ねている。

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