音を光で “見れる” メガネ「ONTELOPE Glass」。11/5よりクラウドファンディングを開始
(株)オンテロープは、特許取得済みの独自技術により “音を目で見える光に変換する” メガネ「ONTELOPE Glass(オンテロープ・グラス)」の支援プロジェクトを、クラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGにて11月5日(火)から実施。本日10月20日(月)から事前登録を開始した。
クラウドファンディングでは、29,800円の「超早割」プランなど特別価格をラインナップ。事前登録者の人数に応じた販売枠を用意するとしている。
ONTELOPE Glassは、メガネの左右テンプルに配置された高感度のマイクで音をリアルタイムに収集し、人の脳が音を聞き分ける仕組みに基づくアルゴリズムを通じて、レンズフレーム内蔵の44個のLEDにより再現するというメガネ。
周波数帯域や音圧、時間変化を独自の解析モデルで高速処理し、 “音の位置と特性” を “光の色と輝き” へと変換。まるで “目で音を聞く” かのように、音の存在を可視化するという。

光の物理的な波長構造と、人間の聴覚が音の高さを “スペクトルとして認識する” 仕組みを対応させた設計で、低音域を赤、中音域を緑、高音域を青から紫のグラデーションで表現。LEDは、(株)朝日ラバー製の「ASA COLOR LED」を採用。青色のLEDに蛍光体を調合したゴム製のキャップを被せ、多彩な色調を創り出せることが特徴で、ONTELOPE Glass専用の調整も施している。
スマートフォンアプリから明るさやモード設定も可能。通信には低消費電力なBluetooth Low Energy(BLE)を採用する。バッテリーはモジュール方式で、メガネ本体から取り外してUSB-C経由で充電できる。
スイッチ操作で音を見る機能のオン・オフが可能。度付きレンズやカラーレンズへの交換にも対応し、軽量で耐久性の高い樹脂フレームによって、通常のメガネと同様の快適さを備えるとのこと。
同社では、本製品を聴覚に障害のある方が使用すれば、他人からの呼びかけや自動車のクラクションといった「大切な音」を視覚的に認識できるのはもちろん、聞こえに問題のない方も人間の感覚拡張という「新しい可能性」を体験できるとアピール。イヤホンやヘッドホンで音楽を楽しみながら周囲の音を確認したり、鳥のさえずりや虫の声、街中の環境音といった日常の音からこれまでにない気づきを得たりできると説明している。



