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社会課題の解決を見据えた活動を推進

エプソン社長会見「先を見通すのが難しい状況、だからこそ自信を持って前に進んでいく」

公開日 2023/02/17 18:12 PHILEWEBビジネス 徳田ゆかり
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エプソンは本日2月17日、社長会見を開催。セイコーエプソン株式会社 代表取締役社長 CEOの小川恭範氏、エプソン販売株式会社 代表取締役社長の鈴村文徳氏が登壇し、それぞれ2022年の振り返りと2023年の抱負を述べた。

セイコーエプソン株式会社 代表取締役社長 CEOの小川恭範氏

小川氏は、「先を見通すのが難しい状況だからこそ」との意気込みを語った。その旗印として、昨年9月に「省・小・精」から生み出す価値で人と地球を豊かに彩る、というパーパスを制定したと紹介。「エプソンが社会にどんな存在価値をもつかを定め、エプソンならではの存在意義と思いを社内外に示すためのもの」と説明する。

さらに、「顧客価値の創出にとどまらず、その先の社会課題の解決までを見据え、地球の豊かさ、生活の豊かさという社会価値の創出が期待されている」として、社会課題を起点とした環境への取り組み、DXへの取り組み、他社との共創の取り組み事例、さらに、オフィス・ホームプリンティングイノベーション、商業・産業プリンティングイノベーション、マニュファクチャリングイノベーション、ビジュアルイノベーション、ライフスタイルイノベーション、マイクロデバイスなど、各事業の取り組みを紹介した。

続いて登壇した鈴村氏は、インクジェットプリンターをはじめとする取り組みの具体を紹介した。オフィスプリンターの中核となるA3プリンターのラインナップを拡充し、この2月10日より投入しているが、低消費電力、省資源化を実現するインクジェットプリンターは、昨今の電気代高騰を背景に大きく伸長しているという。

エプソン販売株式会社 代表取締役社長の鈴村文徳氏

プロジェクターを用いた店舗の空間演出で、店舗装飾の廃棄物を出さずに魅力的な売り場づくりを行った阪急うめだ本店の例や、再整備プログラム・リファービッシュ品(認定整備済み製品)の販売による環境負荷低減の実現、プリンターの故障に対して修理して使い続ける5年のサポートサービス「カラリオスマイルPlus」が21年11月から22年12月に累計販売数60,000本を達成した事例などが挙げられた。

2023年の抱負は「お客様の笑顔のために」とし、「エプソン販売は、お客様に笑顔になっていただけるよう、しっかりやって参ります」と締め括った。

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