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持続可能な社会への取り組みの一環

TAGO STUDIO、ウイスキー「Ichiro's Malt」コラボヘッドホン。廃木材を用いた『Historic Phone』シリーズ第一弾

2021/11/12 編集部:川田菜月
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TAGO STUDIOは、木材の廃材を再利用する『Historic Phone』シリーズを立ち上げ。ハウジングに木材を採用するヘッドホン「T3-01」をベースとした第一弾モデル「Cask of Ichiro's Malt」を発表した。価格は75,900円(税込)。

「Cask of Ichiro's Malt」を発表

持続可能な社会への取り組みの一環として立ち上げたという新シリーズで、ハウジング素材に、本来ならば廃材となってしまう木材を再利用。これにより新たな価値を見出すサスティナブルな取り組みだとしている。

このたび発表された「Cask of Ichiro's Malt」は、世界最高峰とされるウイスキー「Ichiro's Malt」を創り出す、埼玉県秩父市の(株)ベンチャーウイスキーとのコラボレーション。12月10日12時から予約開始、製品は2022年1月8日から順次発送予定となる。なお本製品は、オフィシャルHPの販売のみ。

世界最高峰とされるウイスキー「Ichiro's Malt」とのコラボ

Ichiro's Maltは2017年よりイギリスのウイスキー専門誌主催のアワードで、5年連続で世界最高賞を受賞。常に入手困難な人気酒となっている。

「Cask of Ichiro's Malt」では、そのIchiro's Maltのフラグシップウイスキー通称「ホワイト ラベル」にブレンドされている秩父原酒を仕込んだ貴重なアメリカンホワイトオーク樽材を、ハウジングに使用している。

貴重なアメリカンホワイトオーク樽材を使用

使用される樽材の中には、羽生蒸留所時代から使用され、再度秩父蒸留所の原酒を熟成し長い役目を終えたものもあるという。なお、廃材の再利用となるため、ひとつひとつの木目や色味は異なるとのこと。

また、天使の絵柄のモチーフをデザインに採用。これは、ウイスキーが数年から数十年の長い熟成期間を経て琥珀色へと変化し、その過程で樽が呼吸し、原酒の量が少しずつ減っていく様を「Angel’s Share(天使の分け前)」と呼ぶことが由来だという。

樽が呼吸し、原酒の量が少しずつ減っていく「Angel’s Share」を由来とし、天使のデザイン

ベースとなるヘッドホン「T3-01」は、プロが使用するレコーディングスタジオと、長年のヘッドホン製造で技術力を有するメーカーが、双方のノウハウを投入し、“究極のナチュラルサウンド” を追求したとするモデル。

2016年に発売されて以来人気も高く、これまでロックバンドL'Arc~en~Cielや、クロスメディア展開で幅広い人気を持つ「アイドルマスター」とのコラボレーションも実施している。

ハウジングに無垢の木材を用いていることから、『Historic Phone』シリーズについて同社は、「T3-01だからこそ実現できた企画だ」と説明。さらに、「私たちの世界は、沢山の木材によって支えられています。私たちの生活を支え、長年の役目を終えた木材には、様々な歴史とそれぞれ関わる人間の思いが込められています。その大切な思い出を、最高の音とともに届けることが私たちの願いです」とコメントしている。

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