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本気の低音とライティング、かっこよすぎるダンス部

『電音部』の低音摂取で“トべる“、熱狂の縦揺れフロア爆誕。1stライブ「-Make Waves-」DAY2レポート

公開日 2021/11/04 06:40 編集部:杉山康介
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10月30日、31日にかけて、『電音部』1stライブ「電音部 1st LIVE -Make Waves-」が立川ステージガーデンにて開催された。以前、バンダイナムコのスタジオ「未来研スタジオ」を取材させていただいた縁から本ライブのDAY2にご招待いただいたので、その模様をレポートしたい。


この日のトップバッターは、“アザブエリア”港白金女学院の方々だ。白金煌(CV:小宮有紗)が「MUSIC IS MAGIC」を歌い上げ、高尚な音楽でフロアを満たしたあとは、灰島銀華(CV:澁谷梓希)が「Haiiro no kokoro」を披露。ムーディな雰囲気から一転、黒鉄たま(CV:秋菜)の「いただきバベル」で、六本木のクラブよろしくな盛り上がりを見せる。

各メンバーのソロ曲が終わった後は、バックダンサーを務めていた港白金女学院ダンス部のSHOW CASEが始まる。アーバンなダンスパフォーマンスから空気感そのままに全体曲「Love me harder」が披露され、アザブの圧倒的なハイソさ・高尚さを刻みこんでいった。



続いて“シブヤエリア”帝音国際学院より大賀ルキア(CV:星川サラ)が登場し、「JUNGLE WAHHOI」を歌唱。感染症対策の観点から大声・ジャンプなどが禁止されているが、曲は否応なしに心を野生に還す。ガイドラインギリギリの範疇で盛り上がる観客たちに、瀬戸海月(CV:シスター・クレア)の「ペトリコールを渡って」、鳳凰火凛(CV:健屋花那)の「Shining Lights」と、三者三様な“最強”がぶつけられる。

そんな“最強”を語る上で外せないのが、唯一の男女混合チームである帝音国際学院ダンス部の存在だ。男性的/女性的な2種類のかっこよさが織りまぜられたパフォーマンスが縦横無尽に繰り広げられるため、次元の都合上、電音部員はステージ中央からほぼ動けないにもかかわらず、寂しさは微塵も感じさせない。



ダンス部SHOW CASEからの全体曲「Let Me Know」と、治安の悪いサウンドを全身で浴びた誰もが、シブヤの強さを改めて認識したことだろう。

次に登場したのは、“ハラジュクエリア”神宮前参道學園の電音部員たち。犬吠埼紫杏(CV:長谷川玲奈)の「good night baby」、水上雛(CV:大森日雅)の「Chick Chick love」に続き、桜乃美々兎(CV:小坂井祐莉絵)が「電脳ロリポップ」を披露。ハロウィンにちなみ「チョコよりもクッキーよりも、ミミのロリポップが欲しいでしょ?」と会場を煽り、ハラジュク色に染め上げる。

神宮前参道學園ダンス部のSHOW CASEを経て、全体曲の「Hyper Bass」が始まる。実はこのライブ、従来のアニソンイベントの域を大きく超えた、まさに“クラブ級”の低音が出ていたのだが、「Hyper Bass」はその音響が全力で発揮された楽曲のひとつだろう。身体の芯まで響く低音とウィスパーボイスの「はいぱぁべぇす」が充満したフロアは、本当に合法? と思ってしまうほどに“トべる”空間に仕上がっていた。



そして“アキバエリア”外神田文芸高校のターン。TAKU INOUE謹製のキラーチューン「Mani Mani」で東雲和音(CV:天音みほ)が空気を一気にアキバ色へと変えると、畳みかけるように茅野ふたば(CV:堀越せな)が「アイドル狂戦士」でフロアを爆上げ。からの日高零奈(CV:蔀祐佳)が、主人公らしい堂々たるパフォーマンスで「Favorite Days」を歌い上げる。

外神田文芸高校ダンス部のSHOW CASEが終わると、全体曲「pop enemy」が披露。『電音部』の原点にして王道を突き進む、圧巻のステージに観客は一体となり盛り上がっていた。



いよいよクライマックス、全エリアによる「ALL AREA STAGE」の時間だ。最初はハラジュクエリアが登場し、「悪魔のララバイ」を歌唱するが、終わるや否や、歪んだシンセサウンドが鳴り響く。完全新曲の「Distortion」だ。皆が戸惑ったのも束の間、強烈なサウンドと激しいライティング、そこに重なるウィスパーボイスは、フロアを熱狂の渦へと飲み込んでいった。


2番手はアザブエリアが「Where Is The Love」を、3番手はシブヤエリアが「In my world」を歌い、各々の持ち味を今一度しっかりと見せつける。ラストソングはアキバエリアの「Hand Over」だが、1番をアキバ、2番をハラジュク・アザブ・シブヤの面々が歌う、ライブならではのスペシャルバージョン。サビの「もっと大きなステージで歌おう」という歌詞からは、コンテンツとしてのさらなる飛躍だけでなく、観客の声出しや収容人数など、全てが万全な状態でのライブへの期待も込められているように感じられた。

全プログラムの終了後は、キャストたちによる挨拶タイム。アキバ・日高零奈役の蔀祐佳は感極まりながらも観客へのお礼を伝えた後、ハラジュクからは新曲「Distortion」が11月1日0時よりサブスク解禁されることの発表、アザブからはライブスタッフへの感謝やダンス部紹介などが行われ、最後はシブヤ・鳳凰火凛役の健屋花那の掛け声のもと、大きな拍手に包まれながらライブは終了した。




『電音部』のライブには、現地でしか摂取できない栄養素がある。それはどのコンテンツにおいても言えることだが、「ライブの臨場感」と「クラブの低音&ライト」が合わさった本作では、特にその要素が強いように思える。

もちろん配信でもメンバーカラーに合わせたペンライトを振って参加できる仕組みが用意されており、チャット欄で大きな拍手を送る、感動をリアルタイムに参加者で分かち合えるといった、配信ならではの良さがある。しかし、それでも可能であれば是非とも一度、現地へと参戦してみてほしい。

また、楽曲や音響・演出はもちろんのこと、キャラクターが登場しないダンス部SHOW CASEを用意していることに、コンテンツとしてのこだわりを強く感じた。ライブ終了後には“新展開”のティザー映像も発表。今回1stライブという大きな節目を迎えた『電音部』から、これからも目が離せなさそうだ。


電音部 1st LIVE -Make Waves-

Day2 セットリスト
1.MUSIC IS MAGIC
2.Haiiro no kokoro
3.いただきバベル
4.DANCE SHOWCASE:Spot AA by maeshima soshi
5.Love me harder
6.JUNGLE WAHHOI
7.ペトリコールを渡って
8.Shining Lights
9.DANCE SHOWCASE:I'm alive with this town by KOTONOHOUSE
10.Let Me Know
11.good night baby
12.Chick Chick love
13.電脳ロリポップ
14.DANCE SHOWCASE:Sweet Operation by ミディ
15.Hyper Bass
16.Mani Mani
17.アイドル狂戦士
18.Favorite Days
19.DANCE SHOWCASE:We Will by Shinpei Nasuno
20.pop enemy
21.悪魔のララバイ
22.Distortion
23.Where Is The Love
24.In my world
25.Hand Over

新曲情報
「電音部 1st LIVE –Make Waves-」DAY2にてパフォーマンス付きで公開された
新曲『Distortion (feat. Yunomi)』が今夜、11月1日0時解禁!

【楽曲情報】
『Distortion (feat. Yunomi)』
歌:桜乃美々兎 (CV: 小坂井祐莉絵)、水上 雛 (CV: 大森日雅)、犬吠埼紫杏 (CV: 長谷川玲奈)
作詞作曲編曲:Yunomi

■「電音部 新展開ティザー映像」公開!
2021年10月31日開催「電音部 1st LIVE -Make Waves-」DAY2で解禁された、電音部新展開ティザー映像を公開


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