新開発「CoClear振動板」採用

Acoustuneサブブランド、ANIMAの第一弾完全ワイヤレス「ANW01」。サウンドはTAKU INOUE監修

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ファイルウェブ編集部
2021年06月21日
アユートは、ワイヤレスオーディオ機器専門ブランド「ANIMA(アニマ)」の日本国内総代理店として新規取り扱いを開始。その第一弾モデルの完全ワイヤレスイヤホン「ANW01」を、アユート直販サイト、家電量販店、オーディオ専門店などにて7月2日より発売する。価格は16,980円(税込)。

「ANW01」(ブラック)

ANIMAブランドは、Hi-Fiイヤホンで実績のあるAcoustuneブランドのサブブランドであり、Acoustuneの音作りに対する姿勢はそのままに、よりカジュアルに音楽を楽しみ、ワイヤレスならではの新しい体験を提供するために創設されたという。ブランド名のANIMAは、ラテン語で “光” と “魂” を表す意味があり、「アーティストの心のこもった音楽の一音一音を、魂を込めて皆様の耳に、心にお届けしたいという想い、ユーザーにとってプラスワンの体験の希望の光となる」ことを込めて名付けられている。

その第一弾モデルANW01は、基本設計と音響面においてAcoustuneによる監修が行われた完全ワイヤレスイヤホン。ドライバー内部に新開発の「CoClear振動板」を搭載する、専用のダイナミックドライバーユニットを採用している。CoClear振動板は、Acoustuneイヤホンが独自のミリンクスドライバーの開発で培った知見を投入して、完全ワイヤレスイヤホン向けに開発した6mm径の小型振動板となる。

ドライバーの分解イメージ

さらに、外磁型の磁気回路、強力な磁束密度を実現するN52グレードのマグネットの採用、振動を最適化するスターグリルなど、CoClear振動板を最大限に活かす部品選定と調整を実施。これにより、完全ワイヤレスイヤホンならではの多数の部品の実装との兼ね合いを考慮しつつ、小型軽量化と目標とする音質への到達を可能にしたとしている。

カラーはブラックとホワイトの2色をラインナップ

本機の最終的なサウンドチューニングは、サウンドプロデユーサー・コンポーザー・DJとしても活躍するTAKU INOUEが監修。TAKU INOUEが自らチューニングした、「MIDNIGHT」「NIGHT」「DAY」の3種類のチューニングパターンを専用アプリ「ANIMA Studio(iOS/Android)」にて設定、変更することができる。

MIDNIGHTはデフォルトモードとなり、バランス重視のサウンドを基準にしつつ、最新のゲームミュージックやダンスミュージック、アニメソングなどの曲を楽しむことを目的としたチューニングが施されている。
<TAKU INOUE コメント>
「深夜にクラブで曲を聴いているときに自分が気持ちよく感じるポイントを意識し、サブベースなど深い低域と、煌びやかな高域や奥行きに特に重きを置いて調整してみました。音にじっくりと浸かりたいときにはこちらでどうぞ!」

NIGHTはMIDNIGHTを基準に、低域の量感を調整。2010年代のサウンドメイキングに合わせたチューニングされた。
<TAKU INOUE コメント>
「MIDNIGHTだとカバーしきれない、サブベースより少し上の低域を特に意識し、高域もそれに合わせて調整しました。生のベースやドラムを使用しているバンドサウンドなどだと、もしかしたらこちらの方がしっくりくる場合が多いかもしれません」

そしてDAYでは、リラックスできるように耳触りの良い、エッジの取れたまろやかな音を意識したリスニングチューンとなっている。
<TAKU INOUE コメント>
「MIDNIGHTやNIGHTに比べて、低域も高域も少しだけ丸く優しくしてあります。本を読んだり、仕事や勉強をしたり、SNSを徘徊したり、あるいはボーッと寝転んだりしながら、音と距離を保ちつつ音楽を楽しみたいな、というときに使ってみてください」

また、Advent Voice(操作時音声の着せ替え)機能を搭載し、ANIMA Studioアプリにて変更可能。ボイスファイルはAIアシスタント「ANIMA-00α AYA(アヤ)」「ANIMA-00β AIMY(エイミー)」「ANIMA-00γ AIKA(アイカ)」を無料で提供。さらに有料ダウンロードコンテンツとして、「ANIMA-01 AIRI(アイリ)」(CV:中村繪里子)が後日追加される。そのほかにも、有料ダウンロードコンテンツは随時追加予定だ。

「ANIMA Studioアプリ」の画面イメージ

パッケージは人気イラストレーター森倉円による描き下ろし。「高機能ながらシンプルで飽きのこないデザインのANW01が、ユーザーのライフスタイルに長い期間に渡り溶け込み、生活のパートナーになってくれる、というような世界観」を表現したイラストが描かれた。

パッケージは森倉円による描き下ろし

出力音圧レベルは102dB/mWで、再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。Bluetoothは5.1、コーデックはSBC/AAC/aptXに対応。イヤホンにはMEMS型マイクを内蔵するほか、IPX7相当の防水規格をサポートする。連続再生時間は、aptX接続時で約6時間、充電ケースとの併用で最大約15時間。

インプレッションレビュー

実機を手に取ると、数ある完全ワイヤレスイヤホンのなかでもコンパクトな充電ケースで持ち運びがしやすい。イヤホン本体も比較的小型で、フィット感も上々。ノイズキャンセリング機能は備えていないが、耳への収まりがよく、外音が気になって音楽に集中できないということはない。

コンパクトな設計で持ち運びもしやすい

音声ガイダンスは無機質なSEによる案内に慣れている身からすると、かなり優しく耳に響く。コラボモデルでもない限り、こうした感情が乗ったアナウンスボイスは珍しい。このような機能は一度設定するとそのままになりがちだが、これなら好みや気分に応じて選択する楽しみが味わえそうだ。

サウンドについては、まさにTAKU INOUEチューニングの意図したところが発揮されている印象。試聴時はアプリのリリース前だったためMIDNIGHTのみを試すことができたのだが、バランスの取れた情報量の多いサウンドで、特に空間表現において奥行き方向の広がりが感じられる点が特徴的だ。また、ビートをぼやかさずパキッと表現するのが得意なように思う。

[Alexandros]の「閃光」では、ギターのリフやカッティング、ドラムスの刻むリズムがダイレクトに耳に届き、徐々に気分が高められる。そのまま疾走感あるサビに運ばれれば、否応なくテンションが上がり、気づけば身体がノッている。

一ノ瀬志希、宮本フレデリカ「クレイジークレイジー(M@STER VERSION)」でのエレクトロサウンドも、ノイジーな響きを耳障りにせず鮮烈に表現。2人の甘いボーカルは溶け込むようでいて、バックとしっかり分離させた再現性を持つため、聴きようによって声に集中することも、波のように渾然一体となった音を楽しむこともできる。これは何度も聴きたくなるような中毒性がある。

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