コロナ禍に光明を見いだす

テレビの買い替えに勢い。オーディオアクセサリーの人気、関心高まる <販売店の声・売れ筋ランキング7月>

PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
2020年08月31日
各モニター店のご協力のもと提供している「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に届けられた、最前線からの熱い声をお届けする。

■猛暑の影響も心配の種
「キャッシュレス決済5%還元」のおかげで、6月は月末まで“駆け込み需要”があり、売上げも確保することができたものの、その反動もあってか、7月は一転して低調に推移しています。丸1カ月にわたる降雨と低温が続いたのも響きました。そうした中で、高額のスピーカーシステムに動きが見られ始めたのは明るい材料ですが、反対に、デノン「DCD-SX1 LIMITED」「PMA-SX1 LIMITED」、マランツ「SA-10」「PM-10」などの動きが止まってしまっているのが気にかかります。この辺りがしっかりと売れてくると非常に心強いのですが…。8月に入った途端に今度は猛暑続きで、また、客足が遠のいてしまうのが心配です。(テレオン)

■低価格の音質改善アクセサリーが人気を集める
低価格の音質改善アクセサリーが売れています。一部の機種では新型コロナの影響で入荷見込みが立たず、そのため、キャンセルとなってしまうケースも見られるのは残念でなりません。(Audio&HomeTheater Labo)

■中古の買い取りが目立って増えている
最近はシステムの買い取り依頼の他、レコードの買い取り依頼も目立って増えてきて、店の中がそれらであふれている状況です。新品の売れる数よりも、中古の買い取り品の数の方が多いですね。以前より売価が下がっていることもあり、いろいろ工夫をして商品価値を上げるよう考えています。(オーディオMARO)

■有機ELテレビへの買い替えが堅調
7月はボーナス月ということもあってまずまずでした。オーディオとは別に、オーディオではレコードプレーヤーやアンプ、CDプレーヤーの10万円前後の商品、さらに、オーディオアクセサリーやCDソフト・LPレコードなどの動きが目につきました。また、テレビの需要が堅調で、パイオニア「KURO」からパナソニックの有機ELテレビ「GZ2000シリーズ」に買い替えるお客様が多く見られました。新型コロナの第2波が拡大して来てきていることが最大の懸念材料で、この先もまだまだ不安定な状態が続きます。(Tsubaki Audio)

テレビ需要が堅調だ。Tsubaki Audioではパイオニア「KURO」からの買い替えでパナソニックの有機ELテレビ「GZ2000」シリーズが人気を集める

■アクセサリーや中古のアナログレコードが好調
オーディオではアクセサリーや中古のアナログレコードが良く動いています。特定のお客様が巣ごもりで何かをやってみたいという感じで来店されるケースが増えています。AVではテレビを中心に買い替えのお客様が多かったですね。これもコロナ禍の影響があると思われます。ただし、プロジェクターやスピーカーなどの高額商品の売れ行きがよくありません。イベントが開催できないのが大きな要因ではないでしょうか。(第一無線)

■コロナ禍の個人劇場「ホームシアター」へ注目高まる
コロナ禍における家庭での過ごし方として、“個人劇場”とも言えるホームシアターが、俄然、注目を集めています。(ダイナミックスカスタマイズ)

■カメラ新製品は盛り上がり、明るい兆しが見えてきた
話題を集めるキヤノン「EOS R5」が、7月30日の発売から2日で、月間の売れ筋上位にランクインしました(ミラーレスカメラ2位)。それでも、注文分には全く数が足りておらず、生産が整っていれば首位は確実でした。ソニー「VLOGCAM」も生産量が足りていない状況下で、ビデオカメラで2位になる勢いを見せています。新製品は盛り上がっており、明るい兆しが見えています。ソニー「α7S3」やニコン「Z5」の発売も控えています。まだまだ油断のならない状況ですが、後半盛り上げていきたいです。(ヨドバシカメラ)

■カメラ需要の後押しになる旅行やイベントにコロナ禍で逆風
コロナ禍の影響か、店頭での販売は振るわないものの、WEBでの販売は比較的好調です。各社から新製品が順調に販売されており、特にキヤノンのフルサイズミラーレス一眼「EOS R5」は、堅実な性能で着実に販売数量を伸ばしました。魅力的な新製品が多く発売されているのでえすが、旅行やイベントで使ってみたい時期に、昨今の状況からそれもままならず、厳しい1カ月となりました。(フジヤカメラ)

鋭い立ち上がりで期待に応えたキヤノン「EOS R5」

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