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「CHAMP」や「FACE」も開発中

LINE、独自AI対応スマートスピーカー「WAVE」今秋1.5万円で発売。音声で楽曲再生や家電操作

2017/06/15 編集部:小澤 麻実
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LINEは、スマートスピーカー「WAVE」を発表した。今年秋に15,000円(税抜)で発売予定。


「WAVE」は、同社が今年3月に発表したクラウドAIプラットフォーム「Clova(クローバ)」を搭載した第一弾製品で、Clovaによる音声操作で音楽レコメンド&再生や家電の操作、LINEメッセージのやりとりなどを行えるスマートスピーカー。高さ20.1cm、質量も1kg以下とコンパクトで、バッテリー内蔵のため複数の部屋間で持ち運んで使うこともできる。通信はWi-FiとBluetoothに対応する。

筐体は片手でも持ち運べるコンパクトさ

音楽関連機能に絞った“先行体験版”も、夏に10,000円(税抜)で販売予定。こちらは正式版の発表後、アップデートで正式版と同等の機能を利用できるようになるとのこと。

「WAVE」は2.5インチ・出力20Wのウーファー1基と、1.5インチ・出力5Wのトゥイーター2基を内蔵。クアルコムのクアッドコア1.3GHzプロセッサーや、音声認識用マイク4基などを採用。5m離れた距離からも発話認識が可能だ。

そのときの雰囲気やユーザーの好みに合った楽曲を、LINE MUSICの4,000万曲のなかから探してレコメンドしてくれるほか、LINEニュースや天気情報の読み上げ、カレンダーやTO DO管理なども行うことができるという。

もちろん、LINEとも連携。受信のお知らせや、トーク内容の読み上げ、トークへの返信も音声で行える。

家電操作では国内外2,000以上のテレビに対応し、電源ON/OFFといった操作をClovaによる音声操作で行うことができるとのこと。今後はエアコンの操作などにも対応予定という。

「WAVE」よりも更にカジュアルなスマートスピーカー「CHAMP」を開発中であることも明かされた。外に持ち出して使うこともできる製品で、今年冬あたりの発表を予定。今回披露されたのは人気キャラクター「ブラウン」「サニー」のデザインだったが、他キャラとのコラボなども検討しているという。

カジュアルなスマートスピーカー「CHAMP」

さらに、ディスプレイつきのスマートスピーカー「FACE」の開発も発表。インプットは音声、アウトプットは動画や画像で行うというもので、たとえば「○○のレシピを教えて」と話しかけると本体のディスプレイで料理動画を再生してくれるという。

ディスプレイつきのスマートスピーカー「FACE」

そのほか、クラウドAIプラットフォーム「Clova」においてヤマハのボーカロイドとコラボ。AIによる新たな楽曲製作に関する共同研究を行い、今後のヤマハ製品に搭載予定とのこと。

また、TOYOTAともコネクテッドカーにおけるパートナーシップを提携。TOYOTAが進めるオープンソースプラットフォーム「sdl」と連携し、車内でのLINEメッセージ読み上げといったアプリケーションを開発していくという。

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