PS Musicもきょうから一般公開

Spotify本格始動。100以上のオーディオ機器がSpotify Connectに対応、Twitterなどとの連携も

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編集部:風間雄介
2016年11月10日
スポティファイジャパン(株)は本日、音楽ストリーミングサービス「Spotify」に関する記者会見を開催した。すでにお伝えしているように、本日から招待制を終了し、登録した方はすぐにサービスの利用開始ができるようになったのが最大のトピックだ。

同社社長の玉木一郎氏は、それ以外にも本日初公開となった新情報を次々に発表していった。

スポティファイジャパン(株)代表取締役 玉木一郎氏

当サイトの読者にとって最も大きな話題は、オーディオメーカー各社の機器がSpotifyに対応した、あるいは今後の対応をアナウンスしたことだろう。

発表会で玉木氏は、「ヤマハ、テクニクス、オンキヨー、パナソニック、マランツ、デノン、パイオニア、ソニーの100製品以上が、今日からSpotifyに対応する」と紹介した。各ブランドのファームウェアアップデートの時期は、本項の最下部に記載する。

各社のオーディオ機器がSpotify Connectに対応する

Spotify Connectを使えば、オーディオ機器をWi-Fiでインターネットに接続し、Spotifyから直接オーディオをストリーミングできる。玉木社長は「スマートフォンなどのモバイル機器をリモコンのように使える」とその使い勝手の良さをアピールする。

なおSpotify Connectを使用するには、有料のPremiumプランに登録することが必要。無料のFreeプランではSpotify Connectは使用できないが、Bluetoothで接続することで、Spotifyの音楽を再生すること自体は可能だ。

Spotifyと緊密なパートナーシップを築き、製品開発の一部を共同で行っているのがボーズ。中でもSoundTouchシリーズはSpotify Connectに対応しているだけでなく、アプリにSpotify機能を統合していることなどが特徴で、詳細は先日の発表会レポートレビュー記事で紹介したとおりだ。

本日の発表会には、ボーズ(株)代表取締役社長のピエール・ペルラン氏が登壇。ペルラン氏は「Spotify社とまったく新しい音楽体験を作り上げたことを誇りに思う」と挨拶。「ボーズはシンプリシティをキーワードにやってきた」と述べ、そのシンプルさと使いやすさがSoundTouchに結実していると紹介した。

ボーズ(株)代表取締役社長のピエール・ペルラン氏

SoundTouchでは、本体に6つのプリセットボタンを用意。それぞれのボタンに対して、アプリで好みのプレイリストを設定でき、ボタン一押しで再生が可能になる。「開発段階からSpotifyと一緒にやってきた。日本のミュージックファンのみなさまに新しい体験を届けられて嬉しい」とペルラン氏は述べた。

SoundTouchとSpotifyの相性の良さをアピールした

またゲームについては、SIEと共同展開している「PlayStation Music」を紹介。プレゼンターとして(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント Japan Asia Vice President 兼 ネットワークビジネス部 部長 兼 戦略企画部 部長の塚嵜英史氏が登壇した。

(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメントの塚嵜英史氏

PlayStation MusicはSpotifyをベースとしているため、PlayStation Musicも本日からサービスを一般公開したことになる。

SIEではこれを記念し、人気アーティスト「EGOIST」とのコラボムービー「PlayStation Music meets EGOIST」をPS Musicに公開した。

同ムービーは東京ゲームショウ2016で「PSN meets Secret Artist」と題したステージイベントにサプライズ出演した EGOIST のパフォーマンス映像をモチーフに、PS Musicで実現される音楽体験を表現したもの。

PS Musicでは、PS3やPS4でSpotifyの提供楽曲をストリーミング再生できる。ゲームプレイ中も楽曲再生が可能なため、好きな曲を聴きながらドライビングゲームを楽しんだり、といったことも可能になる。

玉木社長は「ゲームプレイ中に音楽を聴ける、フレンドにシェアすることもできる。ゲームと音楽の融合ってどんな感じだろうとお考えの方も多いのでは。口で伝えても伝わらないことも、ムービーをご覧頂けたらお分かり頂ける」と述べた。

そのほか本日の発表会では、新たにアプリ「Shazam」との連携も発表された。Shazamはマイクから入力された音を解析し、アーティスト名や曲名などの楽曲情報を表示するもので、世界中で10億ダウンロード以上されている人気アプリ。楽曲を調べた際、Spotify上にあるものはすぐに再生することが可能になった。

Shazamとの連携を発表。町中を流れる音楽の情報を調べ、そのまま再生することが可能に

また、Twitterとの連携も発表した。Twitterで楽曲をシェアすると「オーディオカード」が表示され、Twitterアプリ上でそのまま試聴できるというもの。そこからSpotifyアプリに飛んでフル再生を行うことも可能だ。

Twitterとの連携も可能になった

さらに車載オーディオ機器のSpotify対応も発表された。玉木社長は「本日から、BMWの80以上のモデルで車内からSpotifyを使えるようになった。同じグループのMINIも同様だ」と述べ、今後はVOLVOのXC90などでも順次利用が可能になるという。

BMWの80以上のモデルで車内からSpotifyを使えるようになる

その他の機器では、ソニーのテレビでも一部モデルがSpotifyを正式にサポートするほか、GoogleのChromecastやChromecast Audioでも利用可能になる。

GoogleのChromecastやChromecast AudioでもSpotifyが利用可能になる

最後に玉木社長は「Music for everyone.」というスローガンを掲げ、本格ローンチしたSpotifyによって、より多くのユーザーに最上の音楽体験を届けていく、とアピールした。

【各社オーディオ機器のSpotify対応モデルと対応時期】

オンキヨー
・「R-N855」 11月10日
・「CR-N765」 11月30日
・「TX-RZ810」 11月10日
・「TX-NR656」 11月10日
・「TX-L50」 11月10日
・「DRX-3」 11月10日
・「DRX-R1」 11月10日
・「DRC-R1」 11月10日
・「NS-6170」 11月10日
・「NS-6130」 11月10日

ソニー  ※すべて11月10日から対応
・「SRS-ZR7」
・「SRS-HG1」
・「SRS-X99」
・「SRS-X88」
・「SRS-X77」
・「SRS-X9」
・「SRS-X7」
・「CMT-SX7」
・「MAP-S1
・「CMT-X7CD」
・「HT-NT5」
・「HT-CT790」
・「HT-XT2」
・「HT-ZR5P」
・「HT-ST9」
・「HT-NT3」
・「HT-XT3」
・「HT-RT5」
・「STR-DN1070」
・「STR-DN1060」
・「STR-DN1050」
・「BDP-S6700」
・「HAP-Z1ES」
・「HAP-S1」

テクニクス ※すべて11月10日から対応
・「OTTAVA SC-C500」
・「SU-G30」

デノン
・「RCD-N9」 12月中旬予定
・「DRA-100」 2017年1月中旬予定
・「DNP-730RE」 2017年1月中旬予定

パイオニア
・「XC-HM86」 11月10日
・「NC-50」 11月10日
・「X-HM76」 11月10日
・「FS-EB70」 11月10日
・「SC-LX901」 11月10日
・「SC-LX801」 11月10日
・「SC-LX701」 11月10日
・「SC-LX501」 11月10日
・「VSX-831」 11月10日
・「VSX-S520」 11月10日
・「SX-S30」 11月10日
・「N-70A」2017年2月下旬
・「N-50A」2017年2月下旬
・「N-30AE」 11月10日

パナソニック ※すべて11月10日から対応
・「SC-RS75」
・「SC-ALL05」
・「SC-ALL2」
・「SC-ALL5CD」
・「SC-PMX100」

マランツ
・「M-CR611」 12月中旬予定
・「NA6005」 2017年1月中旬予定

ヤマハ ※すべて11月10日から対応
・「CX-A5100」
・「RX-A3060」
・「RX-A2060」
・「RX-A1060」
・「RX-A860」
・「RX-V781」
・「RX-V581」
・「RX-V481」
・「RX-S601」
・「YSP-5600」
・「YSP-2700」
・「YSP-1600」
・「SRT-1500」
・「YHT-903JP」
・「YHT-503JP」
・「MUSICCAST-P306」
・「R-N602」
・「CD-NT670」
・「CRX-N470」
・「WXA-50」
・「WXC-50」
・「NX-N500」
・「ISX-80」
・「ISX-18」
・「WX-030」
・「WX-010」

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