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レインボータウンFMで放送

meg rockが連続参戦!「野村ケンジのなるほどハイレゾSP」公開生放送をレポート

2015/12/14 編集部:小澤貴信
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「EMOTIONAL BEAT 野村ケンジのなるほどハイレゾSP 〜秋の大収穫祭〜」の公開生放送が10月31日、レインボータウンFM木場スタジオにて行われた。meg rockを迎えて、ヘッドホン祭の総括からハイレゾの魅力まで1時間とことん語られた模様を本記事ではお伝えしたい。

「EMOTIONAL BEAT 野村ケンジのなるほどハイレゾSP 〜秋の大収穫祭〜」に出演した皆さん。右から野村ケンジさん、meg rockさん、延時成実さん、藤田宣久さん

「野村ケンジのなるほどハイレゾ」は、レインボータウンFM『みさとんのrainbow time☆』の人気コーナーとして、ULTRASONEの提供の元、これまでもハイレゾの魅力やお薦め音源をわかりやすく解説してきた。そして10月24日・25日に開催された「秋のヘッドホン祭 2015」では、そのスピンオフ・イベントとして「野村ケンジのなるほどハイレゾ Special TalkShow」を開催(イベントレポート)。ゲストに「メロキュア」の日向めぐみさん(meg rock)と、「クラムボン」のミトさんを迎え、ハイレゾの魅力についてトークを展開した。

秋のヘッドホン祭のイベントに参加したmeg rockさんとミトさん

そしてヘッドホン祭りの余韻も冷めやらない10月31日、引き続きmeg rockさんをゲストに迎え、ヘッドホン祭りのイベントレポートやハイレゾ音源の製作秘話、そしてハイレゾ音源の魅力について、トークが展開された。

ゲストにはmeg rockさんに加え、ヘッドホン祭でもライブを行った、かをる★さんの代表曲「クローズドヘッドフォン」を作曲したことでも知られる作曲家の藤田宜久さんが登場。MCは野村ケンジ氏と共に、先日のイベントに引き続き“ミスウルトラゾーン”を務める延時成実さんが登場した。

公開生中継が行われたレインボータウンFM木場スタジオは、放送の模様をガラス越しに観覧することできるのだが、今回は新たな試みも実施された。番組内では、トークと共にハイレゾ音源をラジオの電波に載せて放送。ハイレゾ音源はAstell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤー「AK240」で再生された。

ヘッドホン祭から連続参戦のmeg rockさん。ハイレゾの魅力についてもアーティストの立場から語ってくれた

公開生放送が行われたレインボータウンFM木場スタジオ

さらには番組内で再生されるハイレゾ音源を、スタジオの観覧スペースに設置された協賛各社の製品で、リアルタイム試聴できるという趣向も登場。用意された機材はORBのヘッドホンアンプ内蔵プリメインアンプ「JADE Soleil」、ULTRASONEのヘッドホン「Edition 8 Carbon」、FitEarのハイブリッド型カスタムイヤホン「Air」。またAstell&Kernのハイレゾポータブルプレーヤー「AK380」も試聴用として用意された。観覧に訪れたファンはこれら機器を使って、生放送で再生されたスタジオ内のハイレゾ音源をリアルタイムに最高の音で楽しむことができたのだ。

会場に設置された試聴ブース。ヘッドホン祭でも注目が集まったモデルが用意された

公開収録を観覧しながら、放送されたハイレゾのサウンドを各モデルで楽しめた

番組ではまず、野村ケンジ氏が「ヘッドホン祭」を総括。2日間で約9,000人が訪れたことや、多数の“世界初”発表製品が出展されたことが紹介された。当日のイベントに出演したmeg rockさんは、各ブースを回って実際に様々なヘッドホンやイヤホンの音を聴いたものの「聴いてみたいのがまだまだありすぎて、全然時間がたりなかったです」とのこと。ULTRASONEのブースでナビゲーターを務めた延時成実さんも、「海外からの来場者や海外メディアの多さにびっくり。ヘッドホン祭りの世界的な注目度の高さを実感しました」と感想を述べていた。

パーソナリティーを務めた野村ケンジ氏。ヘッドホン祭り総括してくれた

番組ではクラムボンやメロキュアの最新ハイレゾを再生しつつ、「ハイレゾの魅力とは何か」をテーマにトークが展開。延時さんは「ハイレゾの良いところと、難しいところ、改めて教えてほしいです」とリクエスト。野村氏は「ハイレゾの良いところはアーティストやエンジニアが作った音をそのまま楽しめること。音質的な面では特に空気感や広がり感の表現に優れていて、ライブ会場にいるような臨場感が味わえます。逆に難しいところは、作り手が大変だということ。これまで聞こえなかったような音まで再現できてしまうため、機材からミックスの方法にいたるまで様々な要素に気を配る必要がでてきます」と説明していた。

ミスウルトラゾーンこと延時成実さん。ハイレゾについて鋭い質問も

藤田さんは「ハイレゾをものすごく簡単に例えてみましょう。昔のドット絵だったドラクエが、今では美しい3D CGになっていますよね。CDからハイレゾへの変化はそれくらい大きなもので、それだけ製作における時間や労力もかかるのです」とコメント。meg rockさんは「ハイレゾを初めて聴いたときに、これはレコーディングが変わる!ミックスから何からハイレゾ前提で全部変えたくなっちゃう!」と感じたそう。また「ライブなどで実際に演奏を目の前にして感じるのに近い立体感を、ハイレゾなら耳の中というパーソナルな空間でも楽しめちゃいますよね」とも語っていた。

藤田宣久さん(写真手前)は作曲家の立場からハイレゾの魅力と難しさを紹介

野村ケンジ氏はこうしたコメントを受けて、「ハイレゾは音楽が表現できることの幅を広げてくれます。アーティストにとっては強烈な武器ですよね」と述べていた。

番組内では、ヘッドホン祭りで出展された注目のヘッドホンやイヤホン、ヘッドホンアンプについても話題に上がった。meg rockさんはAstell&Kernとベイヤーダイナミックのコラボヘッドホン「AK T1p」がお気に入りだったとコメント。野村ケンジ氏はヘッドホン祭りで披露された注目製品としてCHORDのポータブルUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「Mojo」や今回の会場で聴くこともできたFitEar「Air」、ULTRASONEのコンパクトなヘッドホン「GO」を挙げていた。

ORBのブースで行われた「ケーブル総選挙」も面白かったと野村氏。いろいろな素材をリケーブルやミニケーブルで作って、どれが好みか投票して実際に1位になったモデルは販売されるという企画なのだが、こういった試みが多くの来場者と共に実現できるのがヘッドホン祭りの魅力のひとつと評価していた。

今回の公開生放送は、同時にヘッドホンやヘッドホンアンプのサウンドも楽しめてしまうという斬新な構成となった

番組の最後には「こんなオーディオ機器があったら素晴らしい」をテーマに各人が持論を展開。藤田氏は「オーディオ再生の空気感までつくれる空気清浄機」を提案。meg rockさんは「洋服のテイストに合わせて色やディテールも自由に変えられるプレーヤーがあったら楽しい」と話していた。

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