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<IFA>有機ELテレビの特長を徹底アピールするLGエレクトロニクス

公開日 2015/09/06 10:38 山本 敦
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IFA2015でも、LGエレクトロニクスは有機ELテレビに注力した展示を行っている。ブースのエントランスに構える巨大なマルチディスプレイウォールは、いまや毎年のIFAの名物になっているように思われるほど。筆者もこれを見るまで、ベルリンに足を運んだ実感が湧かないほどだ。

LGブースのエントランスに設けた複数の有機ELテレビによるビデオウォール

今年のマルチディスプレイウォールは全て同社の有機ELテレビで構成。55インチ、77インチ、65インチのテレビを複数つなぎ合わせて、「光」をテーマに有機ELならではの豊かな輝度表現、コントラスト感を強調する2分40秒のフッテージが繰り返し上映されている。LGのブースに訪れた来場者は、必ずしばしその展示に見入ってから奥の方へと入っていく。

LGエレクトロニクスが有機ELテレビの魅力を訴求する際に用いるコミュニケーションワードは「パーフェクトカラー、パーフェクトブラック」。その特徴を示すためのパネル展示が壁面にずらりと並び、CRT(ブラウン管)テレビから最新の有機ELテレビまで、奥行きサイズが399mmから4.8mmまで進化してきた過程をイラストで紹介している。

テレビの薄型化の進化を辿る系譜をパネルで紹介

有機ELの薄型化のメリットを強調する展示

また自発光型デバイスであるためバックライトが不要で、本体を薄型化できるメリットを紹介するパネルも興味深いものがあった。色再現率の高さを証明するため、フラワーアーティストのKathy Klein氏がつくった作品を有機ELテレビに映して色彩表現でのメリットも紹介している。有機EL対液晶テレビの対立軸をあえて強調することで、有機ELテレビの優位性を打ち出していくという強いメッセージを、展示のそこかしこに見つけることができる。

OLEDの画質をアピールするデモ

OLED対LEDの映像比較も積極的に行っている


98型の8Kテレビはパブリックスペースに置いている

フラワーアーティストのKathy Klein氏がつくった作品を展示
なお8Kテレビの展示では、98型8K液晶テレビのプロトタイプが昨年同様に用意された。昨年まではディーラースペースに置かれていたが、今年は一般来場者も心置きなく見られるよう、テレビの展示のメインスペースで画が確認できる場所に置いてあった。


LG G4の特定地域向けの廉価版LG G4 Stylus

数量限定で提供されるLG Watch Urbaneの金色モデル
モバイル関連では「LG Watch Urbane in Gold」をショーケースの中で展示。「LG Watch Urbane」の限定カラーバリエーションモデルだが、フレームを23K金でコーティングをかける贅沢な仕様としている。スマートフォンはフラグシップの「LG G4」をベースにした、世界各地域に展開する廉価機の展示を行い、注目を集めていた。

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