JVC、独自制振技術搭載の室内向けヘッドホン4機種

JVCケンウッドは、JVCブランドより、共振による歪を抑える独自の音響テクノロジーを搭載した屋内向けヘッドホン4モデルを7月下旬より発売する。

「HA-RZ910」￥OPEN（予想実売価格8,000円前後）
「HA-RZ710」￥OPEN（予想実売価格5,000円円前後）
「HA-RZ510」￥OPEN（予想実売価格3,000円前後）
「HA-RZ310」￥OPEN（予想実売価格2,000円前後）

全機種に共通の主な特長として、共振による歪を抑える「5アンチ・レゾナンス構造」を搭載。ドライバーユニット周辺に設けた 5つの制振リブにより、再生音に歪をもたらす微細な共振を抑え、クリアなサウンド再生を実現するとしている。なお、屋内向けをうたっているが全モデルとも密閉ダイナミック型。独自技術による高音質化と装着感の向上によって、映画視聴などインドアでの長時間使用を意識した仕様にした。

また「HA‐RZ910/RZ710/RZ510」の3モデル共通の特徴として、片側1.2mケーブルに、大画面視聴も考慮した2.3m延長ケーブルを採用している。

■HA-RZ910

シリーズ最上位の「HA‐RZ910」は、50mm口径の“高磁力高性能”ネオジウムドライバーユニットを採用。また、「アコースティックレンズ」を採用した独自構造により、直接音と間接音を最適にチューニングし、自然な音の広がりと奥行き感のあるサウンドを実現したという。

また、ドライバーユニット背面に配した同心円ダクトにより、ハウジング内の圧力を均等化し、ユニット振動板の振幅を安定させる「サウンドスタビライザー」を搭載。これにより低域から高域までを高解像度に再生することが可能になったとのこと。

イヤーパッドには側頭部の形状に馴染む低反発ウレタン素材を採用し、長時間リスニングにも配慮している。ヘッドバンド部には「ワイドホールドヘッドバンド」を採用。広い面積で頭部を包み込み、安定した装着感を可能としている。

出力音圧レベルは106dB/1mW、再生周波数帯域は7Hz〜26kHz、インピーダンスは64Ω、最大許容入力は1,500mWとなる。質量は350g。

■HA‐RZ710

「HA‐RZ710」は上位機と同様に「サウンドスタビライザー」を搭載。ユニットは50mmネオジウムドライバーを搭載する。イヤーバッドには肌触りの良いソフトレザーを採用している。

本機もヘッドバンドは「ワイドホールド・ヘッドバンド」を採用。出力音圧レベルは105dB/1mW、再生周波数帯域は8Hz〜25kHz、インピーダンスは48Ω、最大許容入力は1,500mWとなる。質量は330g。

■HA‐RZ510

「HA‐RZ510」は40mm口径のネオジウムドライバーユニットを搭載。ヘッドバンド部には装着感を向上させるためにヘッドパッドを備える。イヤーパッドの表面素材は布製だ。ハウジングが全方向に可動し、頭の形状に合わせてジャストフィットするツイストアクション機構を搭載。長時間リスニング時にも快適な装着感で楽しめるとのこと。

出力音圧レベルは105dB/1mW、再生周波数帯域は10Hz〜22kHz、インピーダンスは70Ω、最大許容入力は1,200mWとなる。質量は194g。

■HA‐RZ310

「HA‐RZ310」は40mm口径のドライバーユニットに加え、ダイナミックポート構造とレザー調の密閉イヤーパッドの採用により、重低音サウンドをダイナミックに再生できるとのこと。また、本機のみ、片側3.5mのケーブルを採用している。

出力音圧レベルは100dB/1mW、再生周波数帯域は12Hz〜22kHz、インピーダンスは32Ω、最大許容入力は1200mWとなる。質量は194g。