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「トイストーリー 3」で一部採用

米ドルビー、「ドルビーサラウンド 7.1」を発表 − 3D映像とのマッチング向上

公開日 2010/03/19 18:19 ファイル・ウェブ編集部
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米ドルビーラボラトリーズは「ShoWest 2010」において、映画館向けの新音響フォーマット「ドルビーサラウンド 7.1」を発表した。

ドルビーサラウンド 7.1はウォルト・ディズニー・ピクチャーズとピクサーの両社と協力して開発。北米の特定の映画館で6月から上映される「トイストーリー 3」の3D上映に採用されるという。

ドルビーサラウンド 7.1は、左、センター、右、LFE、左サラウンド、右サラウンド、左バックサラウンド、右バックサラウンドの8チャンネルで構成。ドルビーは、映画館で使用されている同社のシネマプロセッサー「CP650」「CP750」で、ドルビーサラウンド7.1の再生が行えるようにする。

同方式は、既存の左・右のサラウンドゾーンに加え、新たに左・右のバックサラウンドゾーンを追加。これらを自在に組み合わせることで4つのサラウンドゾーンを設定でき、より高度な編成が可能になるという。特に、追加された2つの新しいバックサラウンドゾーンにより、映画館内の全方位におけるパンニングの方向感が高まるという。

ドルビーでは、特に3D作品の音響ミックス時に、映画館内のサラウンド感を自在に操れるようになり、3D映像と音響を連動させる機能によって、より高い臨場感が得られるとしている。

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